レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20200814
- 登録日時
- 2020/11/29 00:30
- 更新日時
- 2020/12/06 14:43
- 管理番号
- 201467
- 質問
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解決
佐賀県鹿島市の「八宿」という地名について調べています。参考になる資料はありませんか。
- 回答
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次の資料に記載がありました。
(1)『肥前濱町史』 中村 満/著 中村 満 1998
P69 「濵町の変遷」 明治33(1900)年3月の八本木村の村会議で、「従来ノ名ヲ廃シ、来ル4月1日ヨリ左ノ九区ヲ設置シ、毎区二区長及其代理者1名ヲオク」として「新町区・宿区・中野区・北舟津区・野畠区・南舟津区・庄金区・湯峰区・新方区」の九区を正式に置いた。この時から浜川をはさんで北舟津と南舟津が誕生した。また、宿区はのちに八区となった。
(2)『鹿島部落名考』 光武 岱造/著 光武 岱造 1992
P41 現在の浜町は、元は二つに分かれていた。浜町と八本木村である。八本木村は、野畠・八宿・新町・大村方よりなっていた。
P42 八宿は意味は分からないが、宿の字からして、商業地の旅人宿が数件あったとも考えられるが、伝えを聞いていない。
(3)『肥前浜宿』 鹿島市教育委員会/編 鹿島市教育委員会 1999
P15 「八宿」 八宿は新しい地名で、明治期地籍図の小字名では「南平松」「平松」「町裏」に当たるが、これらは水田を含んだ広い地域を指す。『物成帳』では八本木村「屋敷方」、『郷村帳』では「八本木新町」と記され、大正7(1918)年以降は「宿」とされた。
(4)『ふるさと浜の100年』 浜町誕生100周年実行委員会/編 浜町誕生100周年実行委員会 2019
P7 明治33(1900)年3月の八本木村の村会議で「従来の名を廃し、来る4月1日より左の九区を設置し、毎区に区長及其代理者1名を置く」として「浜町区・宿区・中野区・北舟津区・野畠区・南舟津区・庄金区・湯峰区・新方区」の9区を正式に置きました。従来は浜川をはさんで、新方名と八本木名に小字に「北舟津」がありました。しかしこのときから浜川をはさんで北舟津と南舟津が誕生しました。また、宿区はのちに「八宿区」となりました。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 九州地方 (219)
- 参考資料
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(1)中村 満/著. 肥前濱町史. 仲村 満, 1998. (東京浜んもん会20周年を記念して)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I071215421-00 -
(2)光武 岱造/著. 鹿島部落名考. 1992.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I070735398-00 -
(3)鹿島市教育委員会 (佐賀県). 肥前浜宿 : 鹿島市浜宿伝統的建造物群保存対策調査報告書. 鹿島市教育委員会, 1999.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002835789-00 - (4)ふるさと浜の100年 浜町誕生100周年記念誌 浜町誕生100周年実行委員会/編 浜町誕生100周年実行委員会 2019
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(1)中村 満/著. 肥前濱町史. 仲村 満, 1998. (東京浜んもん会20周年を記念して)
- キーワード
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- 八宿
- 浜町
- 八本木村
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000289949