レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20180617
- 登録日時
- 2021/04/10 00:30
- 更新日時
- 2021/04/10 00:30
- 管理番号
- 徳郷20180617
- 質問
-
解決
助任川について知りたい。(1)どのような川か、(2)氾濫のある川だったのか、(3)人工的に流れを変えたことがあるか、(4)民話・昔話について。
- 回答
-
(1)助任川について
【A】『角川歴史地名辞典 36 徳島県』
p.405 助任川「新町川の分流」
p.399 新町川「吉野川の分流」
p.630 福島川は「助任川の下流」との記述あり
(2)助任川は氾濫のある川だったのか.
調査したが、助任川が氾濫したとの記録は見つからなかったが、下記【B】の資料に以下のような記述があった。
【B】『ひょうたん島今昔』
p.15「(3)徳住橋」 「助任川の土手が残っており、福島橋まで松並木が続く。(中略)大正時代、洪水のたびに流されてしまうような粗末な木橋が架けられた。その橋が
p.12「(4)福島橋」 「江戸時代の福島橋、福島川の氾濫で幾度も流されていた」
河畔緑地内にある小さな祠や石に彫られた小さな童子についても調査したが、伝承等は見つからなかった。
(3)川の流れを変えたことがあるか
上記資料【B】の資料に江戸時代(幕末~明治3年)の古地図があるが、川の流れについては、現在と大きな違いはないようだ。この資料には、ほかにも明治42年、昭和16年、現在の同地域の地図が比較可能な状態で掲載されている。
(4)民話・昔話について
河川の氾濫に関する民話等は発見できなかったが、助任川に関する民話として、以下の2つがある。
【C】『ふるさとの伝説 徳島市』
p.66 「たぬきと大工さん」
【D】『阿波の語りべ』
p.24 「助任橋の美人狸」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 四国地方 (218 8版)
- 参考資料
-
- 【B】ひょうたん島今昔 (T210Lウチ3p.12、p.15内町コミュニティ誌編さん委員会/編 内町まちづくり協議会 2009年)
- 【A】角川日本地名大辞典36 徳島県 (T290カトp.399、p.405、p.630角川日本地名大辞典編纂委員会/編 角川書店 1986年)
- 【C】ふるさとの伝説 徳島市 (T388トク5p.66徳島市婦人ボランティア文化愛護グループ /編・発行 1977年)
- 【D】阿波の語りべ (T388トク10p.24徳島県老人クラブ連合会/編・発行 1988年)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000296866