レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20180608
- 登録日時
- 2021/04/10 00:30
- 更新日時
- 2021/04/10 00:30
- 管理番号
- 徳郷20180605
- 質問
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解決
林鼓浪が阿波踊りの名付け親であることを示す資料が見たい。
- 回答
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【A】『徳島グラフ 2005 特集・阿波踊り』
p.75「林鼓浪と阿波踊り」の中に「阿波踊りの命名の次第」として、昭和4年に徳島盆踊りを観光的に盛り上げようと徳島商工会議所が鼓浪に相談。その時に鼓浪が提唱したのが「阿波踊り」という名称による宣伝であった。
昭和8年に鼓浪が作成したチラシには「阿波踊り」の字句があるが、ほかの観光ポスターなどは、昭和9年、昭和10年になっても「阿波盆踊り」となっている。
こうした状況からみても「阿波踊り」という呼称を積極的に定昇した鼓浪こそ、名付け親に相応しいとの記述がある。
【B】『阿波画人名鑑』
p.64「林鼓浪」の項に徳島の盆踊りを「阿波踊り」と名付けたとの記述あり。
【C】『図説 徳島県の歴史』
p.147「徳島の盆踊り」の項に「“阿波踊り”という名称は昭和初期における大不況下に徳島市商工会議所の会頭・玉田弥伊太が景気復興を目指して、この踊りを観光の目玉にしようと林鼓浪の構想を採用したときにはじまる」とある。
【D】『徳島県郷土事典』
p.9「36.阿波踊り」の項に上記【C】と同じ内容が掲載。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 四国地方 (218 8版)
- 参考資料
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- 【A】徳島グラフ 54 2005 特集阿波踊り (T290Lトク26p.75徳島出版/編 徳島出版 2005年)
- 【B】阿波画人名鑑 (T721カワ1Bp.64河野太郎/編 徳島県教育会出版部 1968年)
- 【C】図説徳島県の歴史 (T209ミヨ5Ap.147三好昭一郎、?橋啓/編 河出書房新社 1994年)
- 【D】徳島県郷土事典 (T030トク1B徳島県高等学校教育研究会/編 地歴学会事務局 1974年)
- キーワード
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- 林鼓浪、徳島盆踊り、阿波踊り、観光振興
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000296855