レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/09/18
- 登録日時
- 2021/10/29 00:30
- 更新日時
- 2021/10/29 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-210068
- 質問
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解決
新政府以後,仙台における明治元年から明治15年頃の,商人,農民,旧藩士(庶民)の生活の様子や,当時の物価が掲載されている資料を探している。
- 回答
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下記資料に仙台の明治維新前後の商店・商人,旧藩士,農民や当時の物価に関する記述がありました。
資料1 柴田量平『東一番丁物語』高山書店, 1967【K292.5/シ2-2】
pp.41-233「明治篇」
pp.41-58「明治維新前後」の項
p.46「明治元年の物価」,「明治五年の物価」
p.48「明治十二年の物価」,「明治十九年の物価」の記載があります。
pp.58-233「山家横丁」,「玉澤横丁」,「立町通り」等,仙台の中心街の商店や関連する人物の記述があります。
資料2 渡辺仁子『今は昔仙台明石屋物語』あきは書館, 2012【K588/2012.Z】
p.46「藩御用菓子司だったが維新後に一時期質屋に転業した。その後結局,菓子製造を生業とする」等,家業の転換についての記述があります。
資料3 仙台市史編さん委員会編『仙台市史 資料編7』仙台市, 2004【K225/セ1-13/16】
明治期の仙台市域の社会生活に関する資料が収録されています。
pp.11-23「1城下町から現代都市へ」-「1都市景観と生活環境の変化」-「2 宅地毎等級明細帳/一八七八(明治一一)五月二一日」
*地租改正資料の一部で仙台の宅地を町人の宅地(市街地・町地)と士族の邸地(士族地)に分けて,その等級,筆数(区画数),坪数などを調査したもの。
pp.24-25「1城下町から現代都市へ」-「1都市景観と生活環境の変化」-「3 仙台繁昌記/一八八三年(明治一六)五月二日」
*仙台の官庁,軍・司法などの国家施設,公共施設の案内と諸会社名,商店名の記載があります。
資料4 熊谷屋編『元祖仙台駄菓子熊谷屋三百年史』熊谷屋, 1995【K588/ク1】
p.30「熊谷屋三百年の歩みと仙台の町の暮らし」-「【明治・大正】新しい都市文化の中で」-「明治時代に増えた駄菓子屋」の項
「明治に入ると輸入砂糖の増加もあって菓子屋の数は徐々に増えてきた。もと士族たちの転身も考えられるかもしれない。」と記述があります。
資料5 伊藤清次郎,小西利兵衛編『仙台昔語電狸翁夜話』小西利兵衛, 1933【K200.4/イ1】
pp.106-163に宮城商法会議所が地方日用物品の価格を調査した「天保元年より明治十二年に至る五十年間の地方物價年代表」の掲載があります。
pp.213-270「維新前後の仙台」の項に仙台の中心街の様子,商店,商人,経済人について記述があります。
資料6 渡辺信夫編『宮城の研究 6』清文堂出版, 1984【K200.8/ミ】
pp.14-24「石巻商社の研究」-「三 石巻商社の組織」の項
「石巻商社の頭取,役員の中心は仙台商人で構成されていた」という内容の記述があり,頭取に旧仙台藩の大商人達として中井新三郎・横山清七・藤崎三郎助等の名前の記載があります。
資料7 仙台市史編纂委員会編『仙台の歴史』仙台市, 1952【K225/セ1】
旧藩士について記述があります。
pp.152-159「明治以後」-「一,明治初期のありさま」の章
pp.154-157「住民の生活」-「士族」,「マランの見聞記」,「平民の生活」の項
pp.157-159「町の不況とその對策」-「産業振興と士族授産」の項
資料8 七十七銀行編『七十七年史』七十七銀行, 1954【K338/シ1】
「第一編國立銀行時代」-「第一章創立時代」,「第二章明治十年代」に宮城県内の経済状況の記述があります。
pp.11-14「第一章創立時代」-「第一節前史」-「二 武家の解消」-「仙台藩の士族」の項
旧仙台藩の士族の窮迫について記述があり,「明治六年貫属士族之方向動静」の掲載があります。
pp.19-27「第一章創立時代」-「第一節前史」-「殖産興業」-「宮城縣と殖産興業」の項に「士族,卒に桑を植えさせ,養蚕を奨励した。」「明治初期の農業の状況について」の記述があります。
p.22「(第3表)管内物價調」(明治六年庶務雑綴)の掲載があります。
資料9 宮城県史編纂委員会編『宮城県史 9』宮城県史刊行会, 1968【K201/ミ1/9】
農民,農家について記述があります。
pp.5-175「明治・大正期における宮城県農業の進展」
pp.179-262「宮城県の農地改革」
資料10 仙台市史編さん委員会編『仙台市史 通史編6』仙台市, 2008【K225/セ1-13/6】
近代の前半の時期1868年(慶応4・明治元)から1912年(明治45・大正元)を範囲とした通史編。
pp.56-106「第二章地域社会の御一新」 新しい職種,商社,銀行の設立についての記述があります。
pp.216-248「第五章近郊農村の近代」 地主と小作人,農事改良等についての記述があります。
pp.402-456「第一〇章明治期生活の諸相」 商人,職人や奉公人や店員の生活,士族の女性,働く女性についての記述があります。
資料11 矢島玄亮編『仙台年表』矢島玄亮, 1985【K200.3/ヤ1-2】
慶長5年から昭和30年までの年表。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 東北地方 (212 9版)
- 参考資料
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- 柴田 量平/著. 東一番丁物語. 高山書店, 1967【K292.5/シ2-2/イ】:58-
- 仙台市史編纂委員会/編. 仙台の歴史. 仙台市, 1952【K225/セ1/エ】:
- 渡辺仁子/著. 今は昔仙台明石屋物語. あきは書館, 2012.12【K588/2012.Z】:46
- 七十七銀行/編. 七十七年史. 七十七銀行, 1954【K338/シ1/エ】:22
- 仙台市史編さん委員会/編. 仙台市史 資料編7. 仙台市, 2004.3【K225/セ1-13/オ16】:426,
- 熊谷屋/編. 元祖仙台駄菓子熊谷屋三百年史. 熊谷屋, 1995.3【K588/ク1/イ】:
- 仙台市史編さん委員会/編. 仙台市史 通史編6. 仙台市, 2008.3【K225/セ1-13/エ6】:
- 渡辺信夫/編. 宮城の研究 6. 清文堂出版, 1984.7【K200.8/ミ2/イ6】:18-19
- 三原良吉/著. 宮城の郷土史話. 宝文堂出版販売, 1975.12【K200.4/ミ2/イ】:
- 逸見/英夫∥著. 明治・大正・昭和仙台じけん帳. 河北新報社, 2002.5【K200.4/2002.5】:
- 伊藤清次郎/著 小西利兵衛/編. 仙台昔語電狸翁夜話. 小西利兵衛, 1933【K200.4/イ1/イ】:106-163
- 矢島 玄亮/編. 仙台年表. 矢島玄亮, 1985【K200.3/ヤ1-2/イ】:
- 宮城県史編纂委員会/編. 宮城県史 9. 宮城県史刊行会, 1968【K201/ミ1/9】:42
- 渡辺 万次郎/著. わが町仙台. 渡辺マスミ, 1977【K292.5/ワ1-2/イ】:
- 仙台商工会議所七十年史編纂委員会/編. 七十年史. 仙台商工会議所, 1967【K330/セ1/エ】:
- . 昭和之光横山清平翁. 仙台市通町尋常小学校, 1934【K289/ヨ4】:
- 仙台八十八選選定委員会/編. 仙台あのころこのころ八十八年. 宝文堂, 1978.2【K292.5/セ15/エ】:
- NHK仙台制作グループ/著. 近代東北庶民の記録 上. 日本放送出版協会, 1973.3【K206/1973.3/1】:
- 石橋幸作/著. 駄菓子のふるさと. 未来社, 1967【K588/イ1-3】:
- 仙台市史編さん委員会/編. 仙台市史 資料編7. 仙台市, 2004.3【K225/セ1-13/オ16】:
- キーワード
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- 宮城県仙台市
- 商家
- 士族
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000306665