レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年03月27日
- 登録日時
- 2012/07/02 12:03
- 更新日時
- 2018/02/20 12:02
- 管理番号
- 埼熊-2012-060
- 質問
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解決
「嘉吉の乱」直後、将軍足利義教から処罰されていた公武の人間を、管領細川持之が赦免する記述が、『看聞日記』嘉吉元年六月二六日条にあるかどうか知りたい。
- 回答
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『続群書類従』に収録されている「看聞御記」の嘉吉元年6月26日の条に該当すると思われる記述があった。
『看聞日記』は『看聞御記』とも呼ばれている。
備考欄に追記あり(2017/09/28)
- 回答プロセス
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《日本古典籍総合目録》を〈看聞日記〉で検索すると〈看聞御記〉がヒット。
別書名「看聞日記」「看聞記」「後崇光院御記」とある。「看聞日記」と「看聞御記」は同じもの。
『続群書類従 補遺 2 看聞御記 訂正3版 下 』(塙保己一編 続群書類従完成会 1959)
p631嘉吉元年6月26日条に「若公御成人之間ハ管領政道可申沙汰云々。武家被突鼻人々皆管領免許云々。」とあり。
〈突鼻〉とは「とつび 主君の機嫌を損ねること。譴責(けんせき)を受けること。勘当されること。はなつき」(『広辞苑』第5版(岩波書店 1998)より)
『看聞御記』(後崇光院〔著〕 続群書類従完成会編 國書出版 1944)
上記『続群書類従』と同様の記述あり。
- 事前調査事項
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《東京大学資料編纂所データベース》を検索した。
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
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- 『続群書類従 補遺 2 看聞御記 訂正3版 下』(塙保己一編 続群書類従完成会 1959)
- 『看聞御記』(後崇光院〔著〕 続群書類従完成会編 國書出版 1944)
- キーワード
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- 看聞日記
- 看聞御記
- 後崇光院(ゴスウコウイン)
- 日本-歴史-室町時代
- 嘉吉の乱(カキツノラン)
- 足利 義教(アシカガ ヨシノリ)
- 細川 持之(ホソカワ モチユキ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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国立国会図書館レファレンス協同データベース事業サポーター様より情報提供をいただく(2017/9/28)。以下、調査情報の本文。
こんにちは
既にご解決済みの事例ですが、国立国会図書館デジタルコレクションで
画像が公開されていた下記文献にも該当箇所がありました。
《国会図書館デジタルコレクション》「看聞日記 : 乾坤. [79]」(宮内省図書寮 1932) p31-32 「嘉吉元年六月廿六日」の項
(http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2591348/18 国立国会図書館)18-19コマ 国立国会図書館/インターネット公開
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2017年10月15日
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000108067