レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年07月31日
- 登録日時
- 2017/09/15 17:51
- 更新日時
- 2018/01/30 16:28
- 管理番号
- 埼熊-2017-077
- 質問
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解決
キリストの父親が大工なのか知りたい。
またキリストに関係する人物について分かる本を知りたい。
- 回答
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以下の資料にキリストの父親の職業を大工とする記述があった。
『新キリスト教辞典』(宇田進[ほか]編 いのちのことば社 1991)
p1204 「ヨセフ(新約) 主の母マリヤの夫(マタイ1:18)。(中略)主の誕生の後、幼子イエスをヘロデの剣から守るためにベツヘレムからエジプトへ逃れ、そこからガリラヤのナザレへ移り住み大工として働いた(同1:20、2:13、19、13:55)。」
『新約聖書訳と註 第1巻 マルコ福音書/マタイ福音書』(田川建三訳著 作品社 2008)
p83 「〔マタイ〕第13章(中略)55 この者は大工の息子ではないのか。母親はマリアといい、兄弟はヤコブ、ヨセフ、シモン、ユダというのではないのか。56また姉妹たちも皆我々のことろにいるではないか。(後略)」
『図説 イエス・キリスト』(河谷龍彦著 河出書房新社 2000)
p79-80 「母マリアにはイエスの他に、ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンといった男の子と、娘たちがいた(「マルコによる福音書」6-3)(中略)夫ヨセフは大工とはいえ、(中略)ナザレの丘の斜面にオリーブや いちじくを植えての半農半工の暮らしだったと思われる。」
また、キリスト関係の人物が紹介されている資料として、以下の資料を提供した。
『図説 イエス・キリスト』(前出)
ヨハネや弟子たちについての記述あり。
『キリスト教入門』(山我哲雄著 岩波書店 2014)
p44-45 「十二弟子団の形成」にイエスと寝食を共にする最側近となる狭義の弟子についての記述あり。
『キリスト教ハンドブック』(佐藤陽二編 遠藤周作監修 三省堂 2009)
十二弟子(使徒)、パウロ、ペテロ、マリヤ(マリア)、ユダ、ヨセフ、ヨハネなどキリストに関係する人物についての記述あり。
『真実のイエス 伝説の謎にせまる』(イアン・ウィルソン著 紀伊国屋書店 1997)
イエスとその関わりがある者について、写真や図を用いて解説されている。
- 回答プロセス
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1 参考図書を〈マリア〉〈ヨセフ〉で検索する。
『新キリスト教辞典』(回答資料)
2 『新キリスト教辞典』の参考文献を確認する。
『新約聖書訳と註 第1巻 マルコ福音書/マタイ福音書』(回答資料)
3 自館目録を〈キリスト〉〈イエス〉〈マリア〉〈使徒〉で検索する。
『イエス その歴史的実像に迫る』(E・Pサンダース著 教文館 2011)
p412 「イエスの弟子たち(中略)シモン(ペテロ・ケパス)、アンデレ(シモンの兄弟)、ヤコブ(ゼベダイの子)、ヨハネ(ゼベダイの子)、ピリポ、トマス、イスカリオテのユダ、バルトロマイ、マタイ、アルパイオスの子ヤコブ、熱心党員,すなわちぜーローテースのシモン、タダイ、ヤコブの子ユダ、ナタナエル」
『キリスト教の原点』(百瀬文晃著 教友社 2004)
大王ヘロデスやヨハネについての記述あり。
『キリスト教ハンドブック』(回答資料)
『真実のイエス 伝説の謎にせまる』(回答資料)
『図説 イエス・キリスト』(回答資料)
4 NDC分類〈190〉の棚を調査する。
『キリスト教入門』(回答資料)
- 事前調査事項
- NDC
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- キリスト教 (190 9版)
- 参考資料
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- 『新キリスト教辞典』(宇田進[ほか]編 いのちのことば社 1991) , ISBN 4-264-01258-9
- 『新約聖書訳と註 第1巻 マルコ福音書/マタイ福音書』(田川建三訳著 作品社 2008) , ISBN 978-4-86182-135-6
- 『図説 イエス・キリスト』(河谷龍彦著 河出書房新社 2000) , ISBN 4-309-72639-9
- 『キリスト教入門』(山我哲雄著 岩波書店 2014) , ISBN 978-4-00-500792-9
- 『キリスト教ハンドブック』(佐藤陽二編 遠藤周作監修 三省堂 2009) , ISBN 978-4-385-41063-0
- 『真実のイエス 伝説の謎にせまる』(イアン・ウィルソン著 紀伊国屋書店 1997) , ISBN 978-4-00-500792-9
- キーワード
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- キリスト教
- キリスト
- マリア
- ヨセフ
- 十二弟子団
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000221957