レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20170406
- 登録日時
- 2020/03/26 00:30
- 更新日時
- 2022/06/07 19:05
- 管理番号
- 2847
- 質問
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永井規男氏の「建仁寺の古建築その奇構」という論文に「建仁寺中正傳院長好閣」の図面3点(木口之図、西面之図、南面之図)が掲載されていたが不鮮明だった。同論文中に東京国立博物館所蔵と記載されているが、鮮明なものはあるか。
- 回答
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「建仁寺中正傳院長好閣」の図面3点は、博物館の列品「寺院建築図類」の列品番号:P-2385_9,P-2385_10に該当するものだが、原本は博物館の収蔵品のため、資料館では閲覧することはできない。
画像であれば、画像管理システム(館内限定)で閲覧・複写は可能。線が薄くなっている部分はあるものの拡大することができるため、論文に掲載の図面よりは鮮明かと思われる。
郵送での複写サービスは行っていないため、来館のうえご利用いただくよう案内した。(2017年4月現在)
【2022/6/7追記】
現在は複写の郵送サービスを行っている。
- 回答プロセス
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①典拠論文を探したところ、CiNii Articlesより本文が公開されていた。
※関西大学学術リポジトリ:http://hdl.handle.net/10112/3306 (2021/05/28 確認)
この論文によると、「長好閣の指図が東京国立博物館蔵の歴史資料中の寺院建築図類のなかに納められている」と記載されていた。
②当博物館収蔵品管理システム(非公開)で「寺院建築図類」で検索すると、列品番号:P-2385_9,P-2385_10が該当することが分かった。マイクロフィルムを探したが、所蔵なしだった。
③画像管理システム(館内限定)で検索すると、モノクロ写真があり、拡大することで論文掲載のものよりは鮮明に見ることができた。画像検索では公開されていなかった。
④当館所蔵の写真カードを探したところ、画像管理システム(館内限定)で表示されるものと同じものがあったが、写真自体が小さいため、細部はわかりにくいものだった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本の建築 (521 9版)
- 寺院.僧職 (185 9版)
- 参考資料
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永井, 規男 , 永井, 規男. 建仁寺の古建築 その奇構. 関西大学博物館, 2005-03-31. 関西大学博物館紀要 11 p. 100-124
https://iss.ndl.go.jp/books/R000000025-I005236612-00 (当館請求番号:005-635(https://webopac.tnm.jp/detail?sbid=0000200771))
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永井, 規男 , 永井, 規男. 建仁寺の古建築 その奇構. 関西大学博物館, 2005-03-31. 関西大学博物館紀要 11 p. 100-124
- キーワード
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- 建仁寺中正傳院長好閣
- 寺院建築図類
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 歴史資料
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000279534