レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年4月15日
- 登録日時
- 2018/05/15 09:21
- 更新日時
- 2018/11/11 10:22
- 管理番号
- 埼熊-2018-001
- 質問
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解決
梵網経がどんな経典か知りたい。
- 回答
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下記の資料を紹介した。
『一切経解題辞典』(鎌田茂雄総監修 大東出版社 2002)
p223ぼんもうきょう【梵網経】に「『梵網経盧舎那仏説菩薩心地経(ボンモウキョウルシャナブツセツボサツシンジキョウ)』。『梵網菩薩戒経(ボンモウボサツカイキョウ)』、『菩薩戒本 (ボサツカイホン)』とも言う。内容・形式ともに『華厳経』の影響下にある。在家(僧侶以外の仏教信者)・出家の区別なく受け入れられる大乗戒、すなわち十重戒(10の重い罪を犯さないこと)、四十八軽戒(48の軽い罪を犯さないこと)を説く。小乗仏教の戒律から離れ、大乗仏教独自の戒律を説くものとして、中国・日本で重要視された。後秦・弘始4-14(402-412)鳩摩羅什訳と伝えられていたが、中国撰述説が有力。なお、チベット訳は中国語からのものである。」とあり。
『大乗仏典入門』(勝又俊教[ほか]編 大蔵出版 1999)
p183-211「梵網経 心の真珠」平川彰著
梵網経について解説あり。
『仏典講座 14 梵網経』(石田瑞麿編著 大蔵出版 1979)
梵網経の概略及び十重四十八軽戒を中心とした詳しい説明あり。
『涅槃経・遺教経・梵網経講義 大蔵経講座 5』(大野法道編 名著出版 1976)
p357-484「梵網経講義」
梵網経原文を引用して、梵網経の解説をする構成。原文と日本語読みに書き下したものあり。
- 回答プロセス
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1 自館目録を〈梵網経〉で検索する。
『大乗仏典入門』(回答資料)
『仏典講座 14』(回答資料)
『涅槃経・遺教経・梵網経講義 大蔵経講座 5』(回答資料)
2 参考図書を確認する。
『一切経解題辞典』(回答資料)
- 事前調査事項
- NDC
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- 経典 (183 9版)
- 参考資料
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- 『大乗仏典入門』(勝又俊教[ほか]編 大蔵出版 1999) , ISBN 4-8043-3049-6
- 『仏典講座 14』(石田瑞麿編著 大蔵出版 1979)
- 『涅槃経・遺教経・梵網経講義 大蔵経講座 5』(大野法道編 名著出版 1976)
- 『一切経解題辞典』(鎌田茂雄総監修 浅井円道[ほか]監修 大東出版社 2002) , ISBN 4-500-00671-0
- キーワード
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- 梵網経
- 経典
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000235629