レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/06/23
- 登録日時
- 2017/09/30 00:30
- 更新日時
- 2017/09/30 00:30
- 管理番号
- 6001025157
- 質問
-
解決
明恵上人の『摧邪輪』の内容を知りたい。現代語訳があれば、読んでみたい。
- 回答
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●『摧邪輪』の内容
『摧邪輪』(ざいじゃりん)とは、『岩波仏教辞典 第2版』(中村元/編集 岩波書店 2002.10)
p.364によれば、「1212年(建暦2)、明恵によって署された念仏批判の書。(法然)の没後「選択本願念仏集」(せんちゃくほんがんねんぶつしゅう)が刊行されるに及び、それを読んだ明恵は邪見に満ちているとして、激しい法然批判を展開」したとあります。同年『摧邪輪荘厳記』により、『摧邪輪』を補足しました。
『摧邪輪』の書かれた背景や内容については、次の論文に詳しく書かれています。
<論文>
坂東性純「「摧邪輪」の背景とその性格」『大谷学報』53(4)(大谷学会 1974.3)p.14-28
機関リポジトリで一般公開されています。(2017/6/23現在)
https://otani.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=2353&item_no=1&page_id=13&block_id=21
●『摧邪輪』収載の資料
次の資料に原文、書下し文、現代語訳があります。
・『日本の名著 5』(中央公論社 1978)p.385-454には、全文訳ではありませんが、「摧邪輪(抄)」の現代語訳があります。
・『日本思想体系 15』(岩波書店 1971)「摧邪輪 巻上」(書下し文)はp.43-106に、原文(漢文)はp.317-389 にあります。
[事例作成日:2017年6月23日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 各宗 (188 8版)
- 参考資料
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- 岩波仏教辞典 第2版 中村/元∥編集 岩波書店 2002.10 (364)
- 日本の名著 5 中央公論社 1978 (385-454)
- 日本思想大系 15 岩波書店 1971 (43-106)
- https://otani.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=2353&item_no=1&page_id=13&block_id=21 (坂東性純「「摧邪輪」の背景とその性格」『大谷学報』53(4)(大谷学会 1974.3)(大谷大学学術情報リポジトリ))
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌事項調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000222571