レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2001/11/12
- 登録日時
- 2004/03/17 02:11
- 更新日時
- 2017/09/04 14:22
- 管理番号
- 1961
- 質問
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江戸時代、金毘羅参詣のとき天狗の面を持って旅したそうだが、その意味は何か
- 回答
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参考になりそうな文献等は次の通り。
○「金毘羅庶民信仰資料集 第1巻」 日本観光文化研究所/編 金刀比羅宮社務所 1982
・天狗面(カラー写真)p.60
・天狗面の解説p.245
「・・・天狗面を背負ってあるくことは・・・(略)・・・それを金毘羅行人(道者)といって、白木綿で衣服はいうにおよばず手甲脚半から頭まで包み、右手に鈴を持ち、口に陀羅尼などを唱えながら施米を集めてまわる宗教者がいたのである。この二つの天狗面は大きさも背負って歩くによい大きさで、こうした行人が金剛坊近くの絵馬堂に納めていったのかもしれない。」
○金毘羅信仰 民衆宗教史叢書 守屋毅/編 雄山閣 1987
p.44「・・・金毘羅道者が各地を遍歴してこれらの話をひろめていったのである。天狗の面を背につけ白装束にあるいは鼠色の装束に身をかためて歩いていたのである。天狗の面などをつけているからにはたんなる信仰の徒ではない。この大権現の信仰を伝播するための職業的宗教人であったのである。こうして信仰がひろがりを見せてゆくにつれて流行神としての性格はますます強まって、やがては全国各地に金毘羅講が生まれるようになってきた。」
○こと比ら no.16 昭和36年新春号 琴平山文化会/[編] 琴平山文化会 1961
※p.82-88 「お山信仰と天狗考(大崎上定一)」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 神社.神職 (175)
- 参考資料
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- 「金毘羅庶民信仰資料集 第1巻」 日本観光文化研究所/編 金刀比羅宮社務所 1982
- 金毘羅信仰 民衆宗教史叢書 守屋毅/編 雄山閣 1987
- キーワード
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- 香川県
- 国立国会図書館関西館図書館協力課 (@crd_tweet)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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江戸時代、金毘羅参詣のとき天狗の面を持って旅したそうだが、その意味は何か
https://t.co/DjvYZnY1PU
国立国会図書館関西館図書館協力課 (@crd_tweet)
https://twitter.com/crd_tweet/status/737935316967772160
2016年6月1日
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000002775