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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000215400
提供館
(Library)
豊中市立図書館 (2310050)管理番号
(Control number)
6000032403
事例作成日
(Creation date)
2017/01/25登録日時
(Registration date)
2017年04月27日 00時30分更新日時
(Last update)
2017年05月15日 14時43分
質問
(Question)
ハラール認証制度について、否定的な意見があれば知りたい。観点は宗教的なものでも、分かりにくさ(ビジネス上の問題)でもよい。
回答
(Answer)
「ハラール認証」(「ハラル認証」)の制度について、新聞記事検索し、以下の記事をご覧いただいた。
また、167(イスラム教)の書架を検索し、以下の資料をご用意。借りてかえられた。
回答プロセス
(Answering process)
▽日経テレコンで「ハラル」検索。
◆2016年11/17 日経産業新聞「ハラル=レッテル」の危うさ――訪日客に学ぶイスラム(サーチライト)
 →日本の消費の現場ではハラル認証が注目されているが、イスラム理解をなおざりに「認証=レッテル」を貼ることはイスラムに対する誤った見方を助長しかねない危うさがあると指摘する内容。

▽聞蔵Ⅱで「ハラル」検索。
◆2016年1月22日 朝日新聞 朝刊 (ニュースQ3)ムスリムおもてなし、「ハラル認証」頼らぬ動き
 →「なぜ、いま「脱ハラル認証」なのか?」という小見出しで、認証団体がたくさんあり分かりにくい、統一規格がなく、認証にはコストもかかるという問題点を指摘。ハラール認証の推進団体の「輸出する商品ならばハラール認証取得を推奨する」とのコメントが紹介されている。


▽上記記事にあった「ハラールエキスポ」をgoogle検索。
◆ハラールエキスポジャパン2016 開催結果報告書(PDF)
(参考URL) http://expo2016.halalmedia.jp/wp-content/uploads/2016/06/hej16_result_report.pdf
 掲載メディア一覧と記事名あり。Webメディアの「JAPAN style 訪日ビジネスアイ」に、『ハラール認証団体などが飲食店向けの統一審査基準策定へ 訪日ムスリムの信頼確保目指す』の記事掲載あり。

▽上記記事名でインターネット検索すると記事が公開されている。
◆JAPAN style 訪日ビジネスアイ『ハラール認証団体などが飲食店向けの統一審査基準策定へ 訪日ムスリムの信頼確保目指す』(参考URL) http://j.sankeibiz.jp/article/id=479
 →標準的な認証がない、厳しい要件を日本で満たすのは難しい、などの問題点が指摘されている。
 新団体では認証制度について「ハラール」という表現を使わず、「ムスリムフレンドリーレストラン認定」といった名称を使用することを検討していることについても記載あり。


▽請求記号167(イスラム教)の資料を確認。
●『慈悲深き神の食卓』八木 久美子 著/東京外国語大学出版会/2015/167
→第三章「意識化される食行動―規範とアイデンティティ―」「ハラール概念の変容」(P.89~101)にハラール制度の歴史、世界でもっとも知名度の高いマレーシアの認証機関を例にとって問題点について記載あり。
「ハラール認証」の問題点として以下の2点を挙げている。一点目は、ハラールはもともと行為規範(誰が、どのような場面で、という条件に応じて判断される)であるにもかかわらず、「ハラール認証」においては「モノ」に対して一律にハラールか否かが判断される点。二点目は、イスラム法の五つの範疇(義務、推奨、中立・許容、忌避、禁止)のうち、禁止以外の四つの範疇はすべてハラールであり幅があるにも関わらず、「ハラール認証」ではハラールであるかどうか一律の基準を要求する点。ただし、口に入るものを生産したのが誰かほとんどの場合わからない現代のムスリムにおいては、「ハラール認証」の求めが強くなっているのは当然のことであるとしている。

●『イスラームの論理』中田 考 著/筑摩書房/2016/167
→第二章「日本とイスラーム」14節「ハラール認証の偶像崇拝」(P.141~P.145)
ハラールの許認可権を金儲けの道具にするのは涜神行為であり、ハラームとハラールのカテゴリ設定はアッラーにのみ許された大権であり、ハラール認証は神の大権を簒奪する涜神の制度であると非難する内容あり。

●『世界はこのままイスラーム化するのか』島田 裕巳 著/幻冬舎/2015
→「ハラール認証は詐欺」(P.194~P.196)の小題で、ハラールであるかどうかを特定の団体が判断して権威付けすることは、アッラー以外の権威を認めることであり偶像崇拝にあたるとして非難する内容がある。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
イスラム  (167)
参考資料
(Reference materials)
『慈悲深き神の食卓』八木 久美子/著(東京外国語大学出版会) (P.89~101)
『イスラームの論理』中田 考/著(筑摩書房) (P.141~P.145)
『世界はこのままイスラーム化するのか』島田 裕巳/著(幻冬舎) (P.194~P.196)
キーワード
(Keywords)
ハラール(ハラール)
イスラム教(イスラムキョウ)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
一般
登録番号
(Registration number)
1000215400解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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