レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 岩手県立図書館 (2110044) | 管理番号 (Control number) | 岩手-297 | ||||||||
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事例作成日 (Creation date) | 2017年7月13日 | 登録日時 (Registration date) | 2017年09月18日 10時22分 | 更新日時 (Last update) | 2017年10月17日 17時52分 | ||||||
質問 (Question) | 岩手山を昔「岩鷲山」といったように、早池峰山にも別名があったと聞いたが、なんというのか。 | ||||||||||
回答 (Answer) | 由来ははっきりしていないが、早池峰山は古くは「あずまねだけ」(東根岳、東子岳、東岳)と呼ばれていた。 以下、参考資料を紹介。 ◆『日本歴史地名大系3 岩手県の地名』平凡社∥発行 1990年 p.38~39「早池峰山」 “延享二年(一七四五)頃の「閉伊郡遠野東岳開基」などによれば、古くは東岳・東子岳(東根岳とも)などとよばれ、中世頃から早池峰と称されたという。” ◆『角川日本地名大辞典3 岩手県』角川書店∥発行 1985年 p.635~636「早池峰山」 “東根岳・東岳とも呼ばれる。” ◆『早池峰開山1200年~歴史・伝説を語る~』早池峰山岳会∥発行 2008年 p.1~2「早池峰の山名由来」 “早池峰山は、昔「アヅマネダケ」と呼ばれ、後に「東根嶽」「東子嶽」と漢字を当てたと伝えられている。” ◆『霊峰への誘い 早池峰探勝ガイド』芳門申麓∥著・発行 1986年 p.13~14「早池峰の語源」 “早池峰山は古くは「あずまねだけ」(東根岳、東子岳、東岳)と呼ばれ、各掛口の開山由来にも早池峰山の山霊を東岳明神あるいは東根岳明神と崇めたと伝えられている。「東」とは最も早く開けた北上川流域から云い起されたものといえよう。アイヌ語原説では「東方の脚」の意味の「パヤチニカ」「パハヤチニカ」から早池峰山の地名になったと説明されている。” ◆『早池峰物語』大迫町∥発行 1970年 p.27「早池峰と稗貫の語源」 “早池峰の前名、「あずまねだけ」の起りは不明であるが、有史以前、石器時代にこの地方に住んでいた祖先が呼んでいた呼び名を後、漢字を知る者がきて、それにふさわしい東根岳(東子、東)の文字をあてたのではないかという。” ◆『早池峯山』菅原 隆太郎∥著 岩手日報社∥発行 1953年 p.145~149「山の名と『稗貫』」 | ||||||||||
回答プロセス (Answering process) | 1、地名辞典を確認 2、早池峰山に関する資料を確認 | ||||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | |||||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | |||||||||||
寄与者 (Contributor) | |||||||||||
備考 (Notes) | |||||||||||
調査種別 (Type of search) | 文献紹介 事実調査 | 内容種別 (Type of subject) | 郷土 地名 | 質問者区分 (Category of questioner) | |||||||
登録番号 (Registration number) | 1000222041 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |