レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/8/18
- 登録日時
- 2021/12/29 00:31
- 更新日時
- 2024/03/30 00:42
- 管理番号
- M21082714515037
- 質問
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リフレーミングについて分かる児童書が読みたい。
- 回答
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①『ひっくりカエル!』では、「マイナスの言葉は、見方をかえるとプラスに変身します。ネガティブな感情から解放されると、幸せな気持ちになります。互いを温かく認め合えるからです。視点や物事の枠組みを変えることを心理学では「リフレーミング」といいます。」とある。絵本の内容も、マイナスの言葉をプラスの言葉に変えることで、カエルの表情が生き生きとする様子が描かれている。
②『イラスト版子どものアドラー心理学』では、「短所を長所に言いかえよう」という項目で、「リフレーミングとは、専門用語で、フレーム(枠)を作り変えること。あるできごとをちがった見方で考え直すことだ。「自分はおしゃべりが下手だな」という見方を「自分は何を話すかを慎重に考える」「友だちの話をよく聞く」と変えることによって自分の長所を見つけることができる。」と記載されている。
また、リフレーミングという考え方の手法が使われたワークシートが紹介されていて、短所を長所に置き換える練習ができるようになっている。さらに、巻末には、「いろはリフレーミング辞典」として、短所を長所に変えることができるような言葉がいろは順に一覧で紹介されている。
③『超訳こども「アドラーの言葉」』では、フライタークという詩人の例を紹介することで、弱点だと思っていたことが強みにもなると記載されている。
④『イラスト版子どものレジリエンス』では、「長所があまり見つからなかった人も、心配いりません。人の短所は長所のうらがえしであることが多いのです。たとえば、「おくびょう」は「注意深い」と、「あわてんぼう」は「決断が早い」と言いかえることができます。」とある。また、短所を長所に言いかえる練習ができるワークシートも掲載されている。
⑤『ほんとうに知りたかった心のヒ・ミ・ツ』では、自分のイやな面をプラスの性格に書き直すことで、自分のよいところ探しができるようになっている。
⑥『保健室で見るスクールカウンセリングの本 3』では、短所と長所は表裏一体というコラムの中で、「短所と思えるようなことでも、長所としてとらえることができます。」とある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 心理学 (140 9版)
- 参考資料
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①あんべひろし『ひっくりカエル!』 小学館,2018,36p. 参照はp.36.
②菊池典子『イラスト版子どものアドラー心理学』 合同出版,2018,111p. 参照はp.68-69,106-107.
③齋藤孝『超訳こども「アドラーの言葉」』 KADOKAWA,2016,79p. 参照はp.30-31.
④上島博『イラスト版子どものレジリエンス』 合同出版,2016,127p. 参照はp.52-53.
⑤『ほんとうに知りたかった心のヒ・ミ・ツ』 講談社,2001,175p. 参照はp.37.
⑥久山みちる『保健室で見るスクールカウンセリングの本 3』 国土社,2013,31p. 参照はp.7.
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①あんべひろし『ひっくりカエル!』 小学館,2018,36p. 参照はp.36.
- キーワード
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- リフレーミング
- 心理学
- アドラー
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2021082714514315037
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 中学生, 小学生(高学年), 小学生(低学年以下)
- 登録番号
- 1000309750