レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008/11/22
- 登録日時
- 2010/01/05 02:29
- 更新日時
- 2024/03/30 00:33
- 管理番号
- M08120822172561
- 質問
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ヘーゲル「歴史哲学(講義)」が日本で紹介されたのはいつ頃か。
- 回答
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『世界名著大事典』(平凡社)によると、「歴史哲学講義」はドイツの哲学者・ヘーゲルがベルリン大学で行った世界史の哲学に関する講義をもとに死後、弟子や子らによって編集・出版された著作で、グロックナー版およびラッソン版が存在する。日本語訳としてグロックナー版では1932年発行の『ヘーゲル全集 第10』(岩波書店)に収められた「歴史哲学」、ラッソン版では、1930年発行の『ヘーゲル著作集 第1巻』(白揚社)に収められた「歴史哲学緒論」がそれぞれ紹介されている。さらに『翻訳図書目録 明治・大正・昭和戦前期Ⅰ』(日外アソシエーツ)から調べたところ、明治27年には『歴史研究法』(博文館)という題によるヘーゲルの著作があり、その序文において「『歴史哲学』又、『史学哲学講義』」を訳述したるもの」と説明が加えられている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- ドイツ.オーストリア哲学 (134 9版)
- 参考資料
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- 『世界名著大事典 第12巻』オリジナル新版.東京,平凡社,1987,214p.参照はp.98-99. 鈴木権三郎訳『ヘーゲル全集 第10』東京,岩波書店,1932,812p. 河野正通訳『ヘーゲル著作集 第1巻』東京,白揚社,1930,424p. 日外アソシエーツ株式会社編『翻訳図書目録 明治・大正・昭和戦前期Ⅰ』東京,日外アソシエーツ,2063p.参照はp.633-634. 渋江保訳『歴史研究法』東京,博文館,1895,380p.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2008120822174572561
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢, 高校生, 中学生
- 登録番号
- 1000061567