レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年09月09日
- 登録日時
- 2022/03/20 22:01
- 更新日時
- 2022/07/26 21:42
- 管理番号
- 県立長野-15-083
- 質問
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解決
明治20年頃に使っていた修身の教科書に「程子曰く。君子の学は日にあらたなり。日にあらたな○○は日にすすむなり。」があるが、出典はなにか。
- 回答
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『新釈漢文大系37』明治書院1975【928/シン/37】のp.l19-120に以下の掲載がある。
君子之學必日新 日新者日進也
不日新者必日退 未有不進而不退者
惟聖人之道無所進退 以其所造者極也
意味
君子の学は必ず日に新たなり。日に新たなる者は日に進む。
日に新たならぎる者は必ず日に退く。未だ進まずして退かざる者有らず。
惟聖人の道のみ進退する所無し。其の造る所の者極まれるを以てなり。
p.120に「程氏遺書25に見える。伊川の語である」との掲載がある。
伊川は程頤(ていい)のこと。
- 回答プロセス
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1 『日本教科書大系』の索引を調べ、『日本教科書大系 近代編 第2巻』講談社 1978【375.9./ニホ/1-2】p.68に所収されていることを確認する。
2 『日本国語大辞典9』第2版 日本国語大辞典編纂委員会編 小学館2001【813.1/シヨ/9】で「程子」を調べると中国宋代の兄弟の儒学者、程頴(ていこう)・程順(ていい)の尊称とわかる。
3 ウェブ上を「君子の学は日にあらたなり…」で検索し、『近思録』に掲載されていることを確認。
4 「近思録」で検索し、『新釈漢文大系37』の索引より掲載を確認する。(程順(伊川)の語)
<調査資料>
『二程子之哲学』宇野哲人著 大同館 1920【125/1】
- 事前調査事項
- NDC
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- 中国思想.中国哲学 (122)
- 教育課程.学習指導.教科別教育 (375)
- 参考資料
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新釈漢文大系 37. 明治書院, 1975.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001238527-00 (【928/シン/37】p.l19-120) -
海後‖宗臣. 日本教科書大系 近代編 第2巻. 講談社, 1978.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I005607091-00 (【375.9./ニホ/1-2】)
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新釈漢文大系 37. 明治書院, 1975.
- キーワード
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- 修身
- 近思録
- 教科書
- 伊川
- 程頤
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000313846