レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 19951226
- 登録日時
- 2005/02/02 02:12
- 更新日時
- 2005/11/09 11:09
- 管理番号
- D1995F7943
- 質問
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解決
フランスの生理学者 シャルル・ロベール・リシェ(Richet,Cherles Robert 1850-1935)が言った「ホモ・スツルツス」(おろかなる人の意か)の定義を知るための資料。
- 回答
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「ホモ・スツルツス」の用語はラテン語・フランス語・英語のいずれの辞書類にも収載がありませんので、成語として慣用的に使われているものではないようです。
ご照会の記述中にありました『人間論』(シャルル・リシェ著 石川湧訳 万里閣 昭和21 <当館請求記号 114-R35ウ>の訳者あとがきによりますと、「本書はシャルル・リシェの著書『人間-愚かなるもの』と『知性と人間』とから、特に興味のあると思われる章だけを選んで訳した」とあります。したがって同書は、Charles Robert Richetの二つの著作-“L’Homme stupide”(Paris E.Flammarion,1919)および“L’Intelligence et l’homme” (Paris,1927)-の抜粋の翻訳に該当すると思われます。前者のまえがきには、「ホモ・スツルツス」という言葉が見えます。この用語の定義を知るための資料とのことですので、原著または前出訳書(『人間論』。収録頁 p.1-81)をご覧頂くのがよいと思いますが、原書は当館未所蔵です。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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『世界伝記大事典 世界編12』(ほるぷ)にリシェについて1ページ強の記述があるが生理学関係の業績のみ。他の人名辞典も同じ。リシェの著作として『人間論』があるが未参照。
- NDC
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- 人間学 (114 9版)
- 参考資料
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- 人間論 シャルル・リシェ著 石川湧訳 万里閣 昭和21 <114-R35ウ>
- キーワード
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- ホモ・スツルツス
- Richet,Cherles Robert (リシェ,シャルル ロベール)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 公共図書館
- 登録番号
- 1000014071