レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 平成27年1月28日
- 登録日時
- 2017/03/29 00:30
- 更新日時
- 2021/06/13 13:38
- 管理番号
- 県立長野-14-196
- 質問
-
冠着橋(千曲市)について台風被害にあったという新聞記事があるか。
・1965年(昭和40)年9月 台風24号
・1966年(昭和41)年9月 台風26号
・1981年(昭和56)年8月 台風15号
・1983年(昭和58)年9月 台風10号
- 回答
-
<信濃毎日新聞>
・1965年(昭和40)年9月 台風24号被害
冠着橋の被害の記載は見当たらない。
9月19日 朝刊1面に県下の被害状況として、橋流失9か所の記載があるのみ。
・1966年(昭和4年1)9月 台風26号被害
冠着橋の被害の記載は見当たらない。
9月26日 朝刊1面に県下の被害状況として、橋流失1の記載があるのみである。
・1981年(昭和56年)8月 台風15号被害
8月26日 朝刊19面に、木橋部分が落ち込んだ冠着橋の写真掲載付きで記事がある。
・1983年(昭和58年)9月 台風10号被害
9月30日 朝刊17面に、「千曲川にかかる冠着橋の木製部分の橋脚三本流失し、同橋は使用不能」の
記事がある。
<書籍>
・『千本柳の来し方記』竹内正一著 竹内正一 1995 【N216/55】p.212-215
冠着橋の誕生から平成3(1991)年の開通までの経過の記載がある。
・竹内正一著「冠着橋開通まで」『とぐら 第18号』戸倉町史談会 1993.2 p.60-64
『千本柳の来し方記』と同じ内容の記載がある。
・『戸倉町誌第3巻 歴史編下』戸倉町誌編纂委員会編 戸倉町誌刊行会 2001 【N216/51/3】p.803-804
冠着橋の木橋部分が落ち込んだ状態の写真付きで記載がある。
千曲市立戸倉図書館が、『広報とぐら縮刷版』を所蔵しており、以下に掲載がある。
・『広報とぐら第68号(1981.10)』戸倉町役場 p.4-5
「台風15号の猛威」として冠着橋の被害状況が写真で掲載されている。
・『広報とぐら第93号(1983.11)』戸倉町役場 p.4-5
「台風10号豪雨の傷跡」として冠着橋の木橋橋却流失が写真で掲載あり。
- 回答プロセス
-
1 当館契約の「信濃毎日新聞データベース」で、依頼の台風上陸の日時で、冠着橋に関する記事記載を検索し、昭和56年、58年の記事を確認。昭和40年、41年は、冠着橋が台風被害にあったことに関する記事が見当たらない。
2 冠着橋が千曲市(旧・埴科郡戸倉町千本柳)にあることから、当館蔵書を「戸倉」「千本柳」で検索し、『戸倉町誌』『千本柳の来し方記』郷土誌『とぐら』などを調査。冠着橋の記載を確認。
3 『広報 とぐら』を検索するが、当館所蔵は、平成11(1999)年11月からでそれの以前のものは所蔵していない。千曲市立戸倉図書館に縮刷版があり、昭和56年10月号、58年11月で掲載を確認。
- 事前調査事項
- NDC
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- 橋梁工学 (515 10版)
- 日本 (071 10版)
- 参考資料
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- 「信濃毎日新聞データベース」
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戸倉町誌編纂委員会/編集 , 戸倉町誌編纂委員会. 戸倉町誌 第3巻(歴史編下). 戸倉町誌刊行会.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I059096441-00 (【N216/51/3】) -
竹内 正一/著 , 竹内 正一 , 竹内 正一. 千本柳の来し方記. 竹内正一.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I059381348-00 (【N216/55】) - 『とぐら 第16-19号』戸倉町史談会 1990/12-1994/02
- 『広報 とぐら』戸倉町役場
- キーワード
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- 冠着橋
- 台風
- 戸倉町
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000213169