レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年12月06日
- 登録日時
- 2017/12/11 00:30
- 更新日時
- 2020/04/09 00:30
- 管理番号
- 1G17004662
- 質問
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解決
林明子さんの絵本『こんとあき』には続編があるという情報をインターネットの個人サイトで見かけた。オリジナルにでてくるお弁当に関連した話のようであるが、タイトルが知りたい。
- 回答
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『こんとあき』(林明子/作、福音館書店、1989.6)の続編として紹介されていたと思われるお話について書かれた資料を以下にご紹介します。
『ぺんぎん ほいくえん』(こどものとも年少版2001年2月号 287号)
折り込みふろく『絵本のたのしみ』に、「絵本作家―私の料理自慢11 林明子さんの巻 おばあちゃんのあげどん弁当(プリン付)」という記事があり、林明子さんが、絵本「こんとあき」に登場する「あげどん弁当」のレシピ等を紹介しています。
その中で「こんとあき」のお弁当を「あげどん弁当」にしたいきさつ、あげどん、スウィートポテト・プリンの作り方に加え、後日談らしい文章が以下のとおりありました。
「つぎのつぎのひ、こんとあきが目を覚ますと、おばあちゃんが台所で油揚げを煎っていました。(中略) おばあちゃんは、こんにいいました。「帰りの汽車で、またしっぽをはさまれるといけないから、買いにいかなくていいように、あげどん弁当を作ってあげようと思ってね」(中略)「ほーら、おばあちゃん特製のスウィートポテト・プリンが、もうできているよ!」
なお、この後日談らしい文章は、
「作ってみよう!『こんとあき』のあげどん弁当」(『母の友』 2013年5月号)
でもご覧いただけます。
- 回答プロセス
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1.Googleブックスで“こんとあき”דあげどん”を検索し、『はじめからその話をすればよかった』(宮下 奈都/著 実業之日本社 2013.10)のp.155-156「だいじょうぶ、だいじょうぶ/林明子『こんとあき』」に、「あげどん」の作り方が資料1に掲載されている旨の記述があった。
2. 資料1が出版された1989年以降の林明子の絵本を確認したが、続編にあたる絵本は見つからず。
3.商用データベース「magazine plus」で標題・キーワードに”林明子”と入力して検索し、当館所蔵資料を確認し、資料2を見つける。
- 事前調査事項
- NDC
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- 漫画.挿絵.児童画 (726 9版)
- 読書.読書法 (019 9版)
- 参考資料
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- 当館書誌ID <0000842249> ぺんぎんほいくえん(こどものとも年少版 287号) M.ミトゥーリチ/原案・絵 福音館書店 2001.2 (資料1)
- 当館書誌ID <5112714035> [雑誌巻号] 母の友 -おかあさんとともに歩む雑誌- 2013年5月 / 720号 福音館書店 2013.05 (資料2)
- キーワード
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- こんとあき
- 林明子
- あげどん
- お弁当
- 続編
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000226190