レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年05月18日
- 登録日時
- 2011/05/18 12:12
- 更新日時
- 2018/03/07 16:47
- 管理番号
- 12720
- 質問
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解決
昭和戦前までの香川県立図書館または香川県内市町村立図書館の平面図を掲載した資料はあるか。
- 回答
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当館所蔵資料を調査した結果は次のとおり。
1 『香川県図書館史』(熊野勝祥/編 香川県図書館学会 1994年)
[当館請求記号:K0102 K1 2]
第5章表誠館の建設と図書館活動の発展 第2節表誠館の落成 (2)表誠館の建築概況に、
『香川県教育会表誠館建築概略』(香川県教育会編)から「表誠館平面図」が転載されている。
大正6年11月に落成した表誠館内には香川県教育会図書館があり、「表誠館平面図」に
その位置が示されている。(116頁)
なお、香川県教育会図書館は、その後、香川県に移管され昭和9年4月より香川県立図書館となり、
昭和20年4月に香川県立高松高等女学校へ疎開するという経緯をたどる。
2 『創立六十周年記念誌』(香川県立多度津工業高等学校/編・発行 1981年)
[当館請求記号:K3764 K18 2]
平面図でなく建物の配置図ではあるが、本書に、「香川県立多度津中学校配置図(大正14年(1925)12月現在)」が
収録されていて、大正14年12月、香川県立多度津中学敷地内に開館した多度津町立明徳会図書館の位置が示されている。
(244~245頁)
3 『財団法人鎌田共済会要覧 昭和16年10月現在』(鎌田共済会/編・発行 1942年)
[当館請求記号:K0691 K1 5]
巻頭に、「鎌田共済会図書館平面図」(巻頭2頁にわたって収録、頁付けなし)がある。
戦前の市町村立図書館という調査範囲からは外れるが、昭和26年からの一時期、この建物に
坂出市立図書館が置かれた。
4 その他の調査
下記の資料を調査したが、昭和戦前までの香川県立図書館または香川県内市町村立図書館の
平面図については掲載されていなかった。
『香川県の近代和風建築-香川県近代和風建築総合調査報告書』
(香川県教育委員会/編・発行 2010年)[当館請求記号:K5216 K1 3]
『香川県の近代化遺産-香川県近代化遺産(建造物等)総合調査報告書』
(香川県教育委員会/編・発行 2005年)[当館請求記号:K5216 K1]
『大正・昭和の原風景香川の明治建築』(上野時生/著 香川県建築設計監理協会 1981年)
[当館請求記号:K5216 U1]
- 回答プロセス
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まず、手がかりを得るために、 『香川県図書館史』(熊野勝祥/編 香川県図書館学会 1994年)を見た。
そこで、香川県教育会図書館の平面図の掲載を確認するとともに、戦前にあった公立図書館の状況を把握。
関連資料の調査を行い、『創立六十周年記念誌』(香川県立多度津工業高等学校/編・発行 1981年)に、
「香川県立多度津中学校配置図」中の多度津町立明徳会図書館の位置、『財団法人鎌田共済会要覧 昭和16年10月現在』に、
「鎌田共済会図書館平面図」を確認した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 図書館建築.図書館設備 (012 8版)
- 参考資料
- キーワード
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- 香川県立図書館
- 香川県内市町村立図書館
- 平面図
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000086334