レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年06月08日
- 登録日時
- 2015/10/09 14:13
- 更新日時
- 2015/10/15 14:35
- 管理番号
- 宮城県白石高-2015-20
- 質問
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解決
仙台には「芭蕉の辻」というところがあるが,松尾芭蕉がいつごろ訪れた場所なのか知りたい
- 回答
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訪れていないようです。「芭蕉の辻」の由来については諸説あるようです。
また,石川県金沢市には松尾芭蕉が訪れたあたりに「芭蕉の辻」の石碑があるようです。
- 回答プロセス
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調査資料1のp94には以下の記述があります。
「大町通が奥州街道と交差する地点は「芭蕉の辻」,またはその場所に高札が設置されたことから
「札の辻」ともよばれ,城下で最もにぎわう場所となった。」
調査資料2のp268-269に芭蕉の辻の項があり,以下の記述があります。
「(前略)名の由来は古く芭蕉が植わっていたためともいう(封内風土記)。また
藩祖政宗の代に伊達(現福島県)より御供をした芭蕉という虚無僧に四辻を
与えたためとも伝えるが,この僧は戦国期に乱破(間諜)として仕えたという
(「観蹟聞老志」など)。」
調査資料3の仙台の項,p52には以下の記述があります。
「芭蕉の辻は,俳人芭蕉とは全く関係がない。その由来については諸説あり,
政宗のころ既に定着していた。別名,札の辻ともいわれた。」
同資料の金沢の項,p122には以下の記述があります。
「繁華街,片町二丁目のスクランブル交差点に「芭蕉の辻」の石標が立つが,
小さくて目立たない。」
- 事前調査事項
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国語で松尾芭蕉について学んだ。本校所蔵の下記資料を見たが,今一つはっきりしなかった。
仙台あちらこちら 佐々久 宝文堂 1982
- NDC
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- 詩歌 (911)
- 貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション (090)
- 参考資料
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- 調査資料1 仙台市史 通史編3近世1 仙台市史編さん委員会 仙台市 2001
- 調査資料2 宮城県の地名 平凡社地方資料センター 平凡社 1987
- 調査資料3 おくのほそ道三百年 河北新報編集局 河北新報社 1988
- キーワード
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- 奥の細道
- 松尾芭蕉
- 宮城県仙台市
- 石川県金沢市
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 地名
- 質問者区分
- 高校生
- 登録番号
- 1000182269