レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年02月05日
- 登録日時
- 2014/02/05 15:03
- 更新日時
- 2014/02/06 00:02
- 管理番号
- 20140205-9
- 質問
-
解決
「じゅんさい」について知りたい。
- 回答
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蓴菜 【ジュンサイ】 コトバンク
http://kotobank.jp/word/%E8%93%B4%E8%8F%9C (2014/02/05確認)
デジタル大辞泉
じゅん‐さい【×蓴菜】
スイレン科の水生の多年草。池沼に生え、葉は長さ約10センチの楕円形で長い柄をもち、水面に浮かぶ。若芽や新葉は表面に寒天様の粘液を多く分泌する。5、6月ごろの若芽・若葉は食用となり、珍重される。ぬなわ。《季 夏》「―を里人知らぬ古江かな/乙字」
大辞林 第三版
じゅんさい【蓴菜】
①
スイレン科の多年生水草。池沼に自生。茎は泥中の根茎から長く伸び,楕円形の葉を互生。夏,水上に花柄を出して暗紅紫色の花を開く。茎・葉にぬめりがあり,若い芽・葉を食用にする。蓴。古名ヌナワ。 [季] 夏。
②
〔ぬめりをもつことから,それにたとえていう。近世上方語〕 ぬらりくらりと,どっちつかずであること。 「こなさんがた-とはなぜに言ふえ。はておまへ追従ばかり言ふて,あちらでもこちらでもぬらりぬらりといふ心じやわいのう/浮世草子・旦那気質」
日本国語大辞典
じゅん‐さい 【蓴菜】
〔名〕
〔一〕スイレン科の水生多年草。各地の古い池沼に生える。泥中の根茎から長い茎をのばし水面に葉を浮かべる。葉は楕円状楯形で長さ五~一〇センチメートル。若い茎と葉は粘り気のある寒天質に包まれている。夏、葉腋(ようえき)から花柄を出し、六花被片をもつ淡紅色の小さな花を開く。若芽は食べられる。漢名、蓴。ぬなわ。学名はBrasenia schreberi 《季・夏》
〔二〕(形動)蓴菜の若葉がぬるぬるしていて、はしではさみにくいところから、それにたとえて上方でいう。
(1)ぬらりくらりしていること。どっちつかずであること。不得要領なこと。また、その人やさま。
(2)((1)から転じて)いいかげんなこと。でたらめなこと。誠意のないこと。薄情なこと。また、そのさま。
【方言】
(7)無邪気でかってなさま。《じゅんさい》 兵庫県淡路島671
(8)人の言いなりになるさま。従順。《じゅんさい》 和歌山県那賀郡696 日高郡698
大阪ことば事典 / 牧村史陽編 新版 講談社 , 2004 406212386X
p.324 ジュンサイ【蓴菜】
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 一般植物学 (471 9版)
- 方言.訛語 (818 9版)
- 日本 (291 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 水草 睡蓮科
- 蓴菜 じゅんさい ジュンサイ ぬなわ
- 方言
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000148892