レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年04月22日
- 登録日時
- 2015/02/06 17:46
- 更新日時
- 2015/03/17 12:02
- 管理番号
- 2014-4
- 質問
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解決
60年くらい前にあった久徳と木曽の間の飛行場が、終戦後どのように区分けされたのか知りたい。
- 回答
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「久徳史」p108によると、昭和19年頃から久徳に海軍簡易飛行場建設が建設されることになり、終戦後、軍に買い上げとなっていた用地は全部、元の地主に返還されたと記されている。区分けを明確に示した図は見当たらなかった。
「海軍久徳飛行場の研究」p95では集落所有の絵図類や地券図など地元が所有する資料に基づいて農地復旧の基本計画を策定し、それに従って昭和24(1949)年までに完了したと記されている。区分けを明確に示した図は見当たらなかった。
久徳飛行場に関連する資料としては、以下の資料がある。
・飛行場建設の経緯については、「久徳史」と「街なかの戦史 女工たちの聖域「紡績工場」でつくられた零戦」が詳しい。戦後の扱いについては記載なし。
・「多賀町史下巻」p225には、飛行場建設のために部隊が駐留していたことが記されているが、建設の経過や戦後の扱いについては記載なし。
・「海軍久徳飛行場の研究」では、ほ場整備に伴う発掘調査により明らかとなった滑走路の規模や関連施設が推定されている。また、建設工事に関わった住民に聴取調査を行い、沿革を明らかにしている。飛行場の解体作業について詳しく記されている。
- 回答プロセス
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①飛行場が存在した地域資料の内容を確認した。
②多賀町立博物館の学芸員より参考資料の情報提供を受けた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 近畿地方 (216 9版)
- 参考資料
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近藤 徳三 編 , 近藤徳三. 久徳史・久徳こぼればなし 復刻版. 多賀町大字久徳, 1982.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I029340497-00 -
多賀町史編さん委員会 編 , 多賀町. 多賀町史 上巻. 多賀町, 1991.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I001121189-00 - 重岡卓「海軍久徳飛行場の研究」『紀要』第19号、滋賀県文化財保護協会、2006.
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鈴木 徹太郎 , 鈴木 徹太郎. 街なかの戦史 女工たちの聖域「紡績工場」でつくられた零戦. 1999-11. 丸 / 潮書房 [編] 52(11) (643) p. 160~167
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I4853151-00
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近藤 徳三 編 , 近藤徳三. 久徳史・久徳こぼればなし 復刻版. 多賀町大字久徳, 1982.
- キーワード
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- 飛行場(ヒコウジョウ)
- 久徳(キュウトク)
- 木曽(キソ)
- 照会先
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- 多賀町立博物館
- 多賀町立文化財センター
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000167331