レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年03月23日
- 登録日時
- 2014/07/15 15:50
- 更新日時
- 2021/03/20 12:08
- 管理番号
- 鎌中-2014039
- 質問
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解決
夏目漱石『行人』の中に、鎌倉紅ヶ谷の別荘のくだりがある。紅ヶ谷とは現在のどこになるのか。
- 回答
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現在の鎌倉市材木座4丁目7~14番の地域になります。
別名を弁ヶ谷(べんがやつ)・別ヶ谷(べつがやつ)ともいい、「辡谷」の石碑も建てられています。
『行人』の紅ヶ谷の描写は、漱石が滞在した紅ヶ谷の別荘とその付近の情景が使われています。
- 回答プロセス
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①『鎌倉の地名由来辞典』などで探すと、今は弁ヶ谷(べんがやつ)と呼ばれているようだ。
②『鎌倉の谷戸』で弁ヶ谷を確認。
③『鎌倉別荘物語』の中に夏目漱石の貸別荘のことについて記されているので、それも参考までにご案内する。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291)
- 参考資料
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- 『鎌倉の地名由来辞典』 三浦勝男編 東京堂 2005 【K1 291.3】
- 『鎌倉 谷戸の記録(下)』鎌倉市中央図書館近代史資料室 CPCの会 鎌倉市中央図書館 2008 【K1 291.34】
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『鎌倉別荘物語』 島本千也 1993 【K1 291.3】
p260~262 - 『作家のこころを旅する 鎌倉文学散歩』赤羽根龍夫 冬花社 2014年 【910.26】P9~33
- 「紅ヶ谷の青い空 『行人』から『心』へ」藤井淑禎(『湘南文学 第6号』1994年春号 神奈川歯科大学・湘南短期大学)【K0 910.8 6】
- 「夏目漱石と河内屋」木村彦三郎(『鎌倉 第37号』鎌倉文化研究会 昭和56)【K1 051】
- キーワード
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- 弁ヶ谷 べんがやつ
- 紅ヶ谷 べにがやつ
- 別ヶ谷 べつがたに
- 夏目漱石 なつめ そうせき
- 行人 こうじん
- 別荘
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000156159