レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年09月08日
- 登録日時
- 2018/07/17 10:23
- 更新日時
- 2020/12/04 10:16
- 管理番号
- 中野0987
- 質問
-
解決
科挙の「温巻」のことがわかる資料が見たい。
- 回答
-
【資料1】『唐代の科挙と文学』(920.2/チ)
行巻と唐代の文学について記した資料。索引に「温巻」の項あり、p54、57-58に解説されている。
p.54[合格後の行巻]
「(略)取次ぎの者に会い、自分が作った作品を手渡すのである。これを名付けて「知己を求める」という。このようにしても音沙汰がない場合には、もう一度作品を送るのである。これを名づけて「温巻」という。」
p.57[温巻で注意を喚起]
「国初(宋代の初め)は、唐末の士人の風習をうけついだ。受験者が先達にお目にかかるときには、あらかじめ名刺をとどけておく。これを請見という。そうしてお目にかかったならば、後日再び手紙を送る。これを謝見という。さらに数日たってもう一度手紙を送る。これを温巻という。」
【資料2】『中国文化事典』(R292.2/チ)
p.10-11[科挙]
「唐代(618-907)の科挙では、受験生が試験に先だって試験官に自作の詩文を届けて目をかけてもらう事前運動(行巻とよばれた)が公然と行われた。」
【資料3】『広辞苑 第7版』(R813.1/コ)
p.516[科挙]
「中国で行われた官僚登用のための資格試験。」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- アジア (292)
- 中国文学 (920)
- 参考資料
-
-
【資料1】程千帆 著 , 松岡栄志, 町田隆吉 訳 , 程, 千帆, 1913-2000 , 松岡, 栄志, 1951- , 町田, 隆吉, 1952-. 唐代の科挙と文学. 凱風社, 1986.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001829375-00 -
【資料2】中国文化事典編集委員会編 , 中国文化事典編集委員会. 中国文化事典. 丸善出版, 2017.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I005166748-00 , ISBN 9784621301173 -
【資料3】新村出 編 , シンムライズル. 広辞苑 第7版. 岩波書店, 2018-01-12.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000099-I000085269-00 , ISBN 9784000801317
-
【資料1】程千帆 著 , 松岡栄志, 町田隆吉 訳 , 程, 千帆, 1913-2000 , 松岡, 栄志, 1951- , 町田, 隆吉, 1952-. 唐代の科挙と文学. 凱風社, 1986.
- キーワード
-
- 科挙
- 温巻
- 行巻
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000238647