レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年07月03日
- 登録日時
- 2022/02/10 11:24
- 更新日時
- 2022/03/10 11:34
- 管理番号
- N0100010
- 質問
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解決
最後の与板藩主であった井伊直安について関連書籍・史料を紹介してほしい。
『与板町史』『与板藩史』は閲覧済み。
また、井伊直安が欧米に留学した際の自伝を記したとされる『欧米各国遊歴』に関しても分かることがあれば教えてほしい。
- 回答
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井伊直安に関する資料
1.『越佐大観』 西村 駿次/編 越佐会事務所 1916 第六編 越佐の人物其二 p.4-5
2.『郷土長岡を創った人びと』 長岡市/編集 2009.1 p.43
3.『与板のひとびと 与板の人物誌』 与板町教育委員会/編 与板町教育委員会 2005.3 p.22-24
4.『目で見る長岡・柏崎の100年 写真が語る激動のふるさと一世紀』 吉澤 俊夫/監修,大竹 信雄/監修 郷土出版社 1992.11 p.28
5.『海を越えた日本人名事典』 新訂増補 富田 仁/編集 日外アソシエーツ 2005.7 p.83
6.『新潟県与板財閥史話』(与板町史 通巻 第五編) 前波 善学/編 与板町教育委員会 1966.6 p.94-100(附録 与板藩の終幕-井伊直安小伝-)
『欧米各国遊歴』について
上述『海を越えた日本人名事典』 に記載があるが、他に確認できる資料は当館にない。
彦根城博物館に照会したところ、井伊直安の実兄である井伊直憲の著した『洋行日記』があることがわかった(当該資料はネット非公開)。活字になっているものとして『幕末維新の彦根藩』所収の「最後の彦根藩主伊井直憲の西洋遊学」という論文の中で直憲の足取りをたどる形で解説されているとのこと。
『欧米各国遊歴』については所在を見つけることができなかったが、『郷土長岡を創った人びと』の伊井直安の項に「明治五年十月、実兄直憲と共に米国・欧州を視察旅行している」とあるので、「最後の彦根藩主伊井直憲の西洋遊学」から同行した直安の足取りがわかるかもしれない。
- 回答プロセス
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OPACで「井伊直安」で検索しヒットしたものを紹介。『欧米各国遊歴』については図書館資料だけでなく、与板の地域史に詳しい郷土史家にも聞いたが、現存は確認できなかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 北陸地方 (214)
- 日本 (281)
- 日本 (291)
- 参考資料
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西村駿次 編 , 西村, 駿次. 越佐大観. 越佐会事務所, 1916.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000570292-00 -
長岡市 編 , 長岡市. 郷土長岡を創った人びと. 長岡市, 2009.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010109865-00 -
与板町教育委員会 編 , 与板町教育委員会 (新潟県). 与板のひとびと : 与板の人物誌. 与板町教育委員会, 2005.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I023113839-00 -
目で見る長岡・柏崎の100年. 郷土出版社, 1992.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002232373-00 , ISBN 4876632030 -
富田仁 編 , 富田, 仁, 1933-. 海を越えた日本人名事典 新訂増補. 日外アソシエーツ, 2005.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007885744-00 , ISBN 4816919333 -
前波善学 編 , 前波善学. 新潟県与板財閥史話. 与板町教育委員会, 1966. (与板町史 ; 通巻第5編)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I092196486-00 -
佐々木克 編 , 佐々木, 克, 1940- , 彦根藩資料調査研究委員会. 幕末維新の彦根藩. 彦根市教育委員会, 2001. (彦根城博物館叢書 ; 1)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002997075-00 , ISBN 4883252124
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西村駿次 編 , 西村, 駿次. 越佐大観. 越佐会事務所, 1916.
- キーワード
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- 井伊直安
- 井伊直憲
- 与板藩
- 井伊家
- 欧米各国遊歴
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000311987