レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年08月26日
- 登録日時
- 2020/09/13 16:03
- 更新日時
- 2021/04/09 15:00
- 管理番号
- 明科-郷土-001
- 質問
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解決
明科廃寺が創建されたのはいつの時代か。またその当時の様子を知りたい。
- 回答
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7世紀末から8世紀の初頭に建てられたと推測される。
白鳳時代に創建された寺院は地方豪族の氏寺として豪族の本貫地に建設されるという特徴からすると、明科廃寺は地域を支配する豪族の根拠地に建立されたとみられる。
- 回答プロセス
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資料①『明科町史』上巻 p.433 「鐙瓦は白鳳期・奈良期・平安期の三様式のものである」とある
資料③『明科遺跡群明科廃寺4・』p.5 「出土した瓦から白鳳期の寺院跡と推測される」とある
資料④『突然判明した白鳳期創建の古代寺院』p.30 「寺は白鳳期に創建され」とある
複数の資料から7世紀~8世紀のものであることがわかる
当時の様子については
資料②『明科廃寺址』p.53 「白鳳時代に創建された寺院の特徴」の記載あり
資料⑤『明科の宝』 p.58 「明科廃寺の時代」の記載あり
白鳳とは?
白鳳⇒公年号白雉の別称 飛鳥時代孝徳天皇(650年~654年)の年号
白鳳文化⇒7世紀後半を中心とする時期の文化
資料⑥『日本史広辞典/山川出版社』参照
- 事前調査事項
- NDC
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- 中部地方 (215 9版)
- 参考資料
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①明科町誌編纂会/編 , 明科町史編纂会. 明科町史 上巻. 明科町史刊行会, 1984-00.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I058963003-00 (当館請求記号:N233ア,当館資料番号:8510279493) -
②明科町教育委員会 編 , 明科町教育委員会 (長野県). 明科廃寺址. 明科町教育委員会, 2000. (明科町の埋蔵文化財 ; 第7集)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007812617-00 (当館請求記号:N202.3ア,当館資料番号:8510298105) -
③安曇野市教育委員会 編 , 安曇野市教育委員会. 明科遺跡群明科廃寺 4. 安曇野市教育委員会, 2017. (安曇野市の埋蔵文化財 ; 第12集)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I028159961-00 (当館請求記号:N202.3ア,当館資料番号:8510307088) -
④安曇野市豊科郷土博物館. 安曇野市豊科郷土博物館紀要. 安曇野市豊科郷土博物館, 2014., ISSN 24355623
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I029640581-00 (第1号, p.29-46
当館請求記号:N069ア,当館資料番号:8510294104) -
⑤安曇野市の歴史文化遺産再発見事業実行委員会 編 , 安曇野市. 明科の宝 : explore in Akashina. 安曇野市の歴史文化遺産再発見事業実行委員会, 2020.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I030630550-00 (当館請求記号:N232ア,当館資料番号:8510325437) -
⑥日本史広辞典編集委員会編 , 日本史広辞典編集委員会. 日本史広辞典. 山川出版社, 1997.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I001054370-00 , ISBN 4634620103 (当館請求記号:R210ニ,当館資料番号:8510035564)
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①明科町誌編纂会/編 , 明科町史編纂会. 明科町史 上巻. 明科町史刊行会, 1984-00.
- キーワード
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- 明科廃寺
- 発掘調査
- 安曇野市埋蔵文化財
- 明科町
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 当時の様子について詳しい資料は見つけられないが発掘調査は途中の段階であり、今後も調査研究が進められると思われる
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000287047