レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年11月13日
- 登録日時
- 2016/11/13 11:31
- 更新日時
- 2023/06/09 13:39
- 管理番号
- 姫路-194
- 質問
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戦後、姫路の復興のため二階町に瓦礫の運び出しのための仮設の線路が引かれたという話を聞いたが、その話の根拠となる資料はありますか。
- 回答
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『ふるさと城南ものがたり』(1983年 城南地区連合自治会)
p75「戦後、昭和二一年、瓦礫、焼土の山と化した焼跡整備のため、鉄道軌道が、道路上に、福中町から西二階町にかけて敷設され」とあります。昭和二四年に軌道は撤去されました。
*昭和22年に高橋秀吉氏によって撮影された鉄道軌道の写真が掲載されています。
『姫路百年』(姫路市 1990年)
*以下のページに仮設の線路の写真が掲載されています。
p126~127 「焼け落ちたいっぱいの瓦礫を運び出すため 姫路駅前から二階町にレールが敷かれた」「仮設レール敷設中の二階町付近」
『復興の歩み』(姫路市役所 1960)
p12「市街地まで鉄道線路を引き込み、貨車にて清掃した瓦礫を運搬して駅工事の盛土に流用した。」とあります。
- 回答プロセス
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戦後の復興についての以下の資料には二階町の仮設の線路についての記載はありません。
お問い合わせ時点では、資料が見つからず回答できませんでした。
『戦災復興誌』 第9巻 (都市編 第6)(都市計画協会 1960)
『戦後の姫路市政 : 1961姫路市戦災復興祭記念特集』(姫路市戦災復興祭事務局 1961)
『新生姫路 その地域及び発足以来5ヶ年の進展』 (姫路市役所調査課 1951-03)
『戦後二十一年に亘る姫路市政と石見元秀氏の想い出を語る』(清和会 1970)
『聞き書き・姫路の戦後史』(神戸新聞総合出版センター 1995)
『聞き書き・姫路の戦後史 Ⅱ』(SSP出版 2001)
後日、『姫路百年』の中に仮設線路の写真が見つかり、『復興の歩み』に市街地への鉄道引き込みの記載が見つかった。
『ふるさと城南ものがたり』にも写真と詳しい記載がありました。
- 事前調査事項
- NDC
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- 近畿地方 (216 8版)
- 参考資料
- キーワード
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- 戦後復興
- 姫路市ー歴史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 団体
- 登録番号
- 1000199572