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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
佐賀市立図書館 (2310080)管理番号
(Control number)
20160323
事例作成日
(Creation date)
2016年03月23日登録日時
(Registration date)
2018年12月14日 18時56分更新日時
(Last update)
2019年02月14日 16時11分
質問
(Question)
鍋島藩の家紋である「杏葉紋」について知りたい。
回答
(Answer)
杏葉紋は、武具や馬具の金具にルーツをもつ仮想の植物紋である。古来、佐賀では「ぎょうよう」を「ぎょうえ」と発音していた。鍋島直茂が今山の戦に勝って、敵将大友親貞の紋を自己の紋としたと伝えられている。「だき茗荷紋」とは別であるが、しばしばこれに見誤られるのは杏葉に葉脈が入れられているためといわれる。(2018年再調査・追記 2019.2追記)

(参考文献・掲載内容)
『佐賀県大百科事典』
p149「家紋≪佐賀藩≫」に、「杏葉紋」を得るに至った経緯(上記記載文)および「鍋島杏葉」の絵、佐賀藩の各家で使用されていた家紋の名称記載あり(一部図・写真あり)。

『姓氏家系大辞典 第3巻 ナ-ワ』
p4342-4347「鍋嶋 ナベシマ」のうち、p4346下段に「杏葉紋」を得るに至った経緯の記載(『藩論譜』に「龍造寺左衛門大夫信生・人に語りしは、元龜元年八月十九日の夜大友が陣に忍び入りて、相圖の時を待ちし程に、彼が杏葉の紋・暁の燒火に移りて、鮮やかなるを打眺め、あっぱれ、今夜勝軍したらんには、取りて我が紋とせん者をと思いしが、思ひのまゝに勝軍す。且は當家の吉例のため、今より我が紋とすべしとて、剣菱を改めて、杏葉の紋とぞしたりける」と。閑叟公は松原神社に奉祀す。」)あり。および「鍋島杏葉」ほか「小城鍋島」「蓮池鍋島」の紋あり。

『日本家紋総鑑』
p363「030鍋島杏葉」〈鍋島家と杏葉紋〉に「杏葉紋」を得るに至った経緯の記載および「鍋島杏葉」の拓本あり。

『龍造寺隆信』
p237-238「鍋島家家紋の由来」剣花菱から翹葉(※故久米邦武博士によってこの字)の紋となった経緯の記載および「剣花菱紋」と「鍋島家紋翹葉」の絵あり。

『九州戦国合戦記』
p149-150「大友の敗因と鍋島家紋」に「杏葉紋」を得るに至った経緯の記載あり。

『戦国武将の家紋の真実』
p68-69「今山の戦い 鍋島直茂が大友宗鱗(※文中では宗麟の武将・親貞と記あり)から奪った「杏葉紋」は九州武将の憧れだった!」に「杏葉紋」を得るに至った経緯の記載および元となった大友氏の「抱き杏葉紋」と鍋島氏の「鍋島杏紋」の絵あり。

『戦国武将家紋・旗・馬印FILE 100』
p176-177「「肥前」鍋島直茂 敵将の紋を奪った猛将」に、剣花菱・隅立て四つ目結から杏葉紋となるに至った経緯の記載および杏葉紋・紋入り陣旗のイラストあり。直茂はのちに秀吉から「五七桐」を下賜されるが江戸時代に入っても本紋は「杏葉紋」であったと記載あり。

『家紋で読み解く日本の歴史』
p246-247「鍋島家」に、家紋は龍造寺の流れをくむ「日足」で鍋島家の場合「十二日足(図有)」だったが、今山の合戦で大友の「杏葉(図は鍋島花杏葉)」を自家の紋にしたと記載あり。

『日本の家紋と姓氏』
p238-239「【杏葉紋】馬具紋 浄土宗の宗門」に「『日本紋章学』によると、大友氏には、古くは倭漢(やまとのあや)氏族の大友宿禰がみられ(『新編 姓氏家計辞典』』)、「茗荷の丸」を「杏葉」と呼んだという(『大友公御覚書』)。鍋島氏の「鍋島杏葉」は「茗荷」と記された(『大成武艦』)」との記載と「鍋島杏葉」の絵がある。

『知れば知るほど面白い!家紋と名字』
p89「大友宗麟」のページに関連武将として鍋島直茂についてと「鍋島杏葉」の絵あり。

『家紋のすべてがわかる本』
p198-199「杏葉」に「杏葉紋」を得るに至った簡単な経緯と「鍋島杏葉」と「鍋島花杏葉」の絵あり。

『思わず人に教えたくなる「家紋」のすべてがわかる本』
p120「杏葉紋」に「杏葉紋」を得るに至った簡単な経緯の記載あり。

『家紋主義宣言』
p204-205「杏葉紋」を得るに至った簡単な経緯と「鍋島花杏葉紋」の絵あり。

『家紋からあなたのルーツをさぐる』
p149「杏葉紋」の「鍋島花杏葉」の絵あり。

『日本の家紋大全』
p232「杏葉」に「鍋島杏葉」「鍋島花杏葉」「小城花杏葉」の絵あり。

『日本の武将 45 龍造寺隆信』
p223-228「大友軍の来襲 今山の陣」p228-230「鍋島家家紋の由来」
紋を得るに至った経緯と「鍋島家家紋 翹葉」の絵あり。

『戦国の肥前と龍造寺隆信』
p179-188「10敵将大友親貞を討つ」「11鍋島家家紋の由来」紋を得るに至った経緯と「剣花菱の紋」「鍋島家 翹葉の紋」の絵あり。

『鍋島直茂 史伝 「葉隠」の名将』
p102 紋を得るに至った経緯(4行)、紋については「抱き杏葉紋」とあり。

『佐賀県立佐賀城本丸歴史館研究紀要 第2号』
p41-59 〔寄稿〕鍋島家の家紋・杏葉紋について 野口朋子
器物資料に表された杏葉紋の作例を集積・比較検討し紋の種類や変遷、各紋の用いられ方などについての考察。
実際の器物の白黒写真(紋部分の拡大)の記載あり。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
系譜.家史.皇室  (288)
参考資料
(Reference materials)
『佐賀県大百科事典』佐賀新聞社佐賀県大百科事典編集委員会/編 佐賀新聞社 1983
『姓氏家系大辞典 第3巻 ナ-ワ』太田 亮/編 角川書店 1976, ISBN 4-04-030230-3
『日本家紋総鑑』千鹿野 茂/著 角川書店 1993.3, ISBN 4-04-031500-6
『龍造寺隆信 五州二島の太守』川副 博/著 川副 義敦/考訂 佐賀新聞社 2006.10, ISBN 4-88298-161-0
『九州戦国合戦記 増補改訂版』吉永 正春/著 海鳥社 2006.7, ISBN 4-87415-586-3
『戦国武将の家紋の真実 完全保存版』歴史人編集部/編 ベストセラーズ 2015.8, ISBN 978-4-584-16640-6
『戦国武将100家紋・旗・馬印FILE』大野 信長/著 学研パブリッシング 学研マーケティング(発売) 2009.11, ISBN 978-4-05-404349-7
『家紋で読み解く日本の歴史』鈴木 亨/著 学研 2003.3, ISBN 4-05-401999-4
『日本の家紋と姓氏 伝統美と系譜』伊藤 みろ/著 誠文堂新光社 2013.3, ISBN 978-4-416-81205-1
『知れば知るほど面白い!家紋と名字 決定版』網本 光悦/著 西東社 2011.3, ISBN 978-4-7916-1821-7
『家紋のすべてがわかる本 見て楽しい読んで学べる 高澤 等/監修 PHP研究所 2012.9, ISBN 978-4-569-80714-0
『思わず人に教えたくなる「家紋」のすべてがわかる本』能坂 利雄/著 新人物往来社 2009.5, ISBN 978-4-404-03706-0
『家紋主義宣言』西村 昌巳/著 茉莉花社 2010.6, ISBN 978-4-309-90877-9
『家紋からあなたのルーツをさぐる』インデックス編集部 2004.1, ISBN 4-87257-408-7
『日本の家紋大全』本田 總一郎/監修 梧桐書院 2004.8, ISBN 4-340-03102-X
『日本の武将 45 竜造寺隆信』川副 博/著 人物往来社 1967
『戦国の肥前と龍造寺隆信』川副 義敦/著 宮帯出版社 2018.1, ISBN 978-4-8016-0104-8
『鍋島直茂 史伝 「葉隠」の名将』中西 豪/[著 学研 2002.7, ISBN 4-05-901106-1
『佐賀県立佐賀城本丸歴史館 研究紀要 第2号』佐賀県立佐賀城本丸歴史館/編 佐賀県立佐賀城本丸歴史館 2007.3
キーワード
(Keywords)
鍋島家(なべしまけ)
杏葉紋(ぎょうようもん)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000248436解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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