レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年10月26日
- 登録日時
- 2011/10/26 17:43
- 更新日時
- 2011/10/26 17:52
- 管理番号
- 2011-4
- 質問
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解決
とある講演で講師が板書していた、富山県の方言【出戸】(でと)という言葉の意味を知りたい。
- 回答
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『日本のまんなか富山弁』の【出処】(デト)の項目に「出たところ。出口」とあった。
『日本方言大辞典』、『日本国語大辞典』の【出所・出処】(でと)の項目に、富山県砺波の方言として「家や屋敷から出た所」とあり、いずれも【出戸】ではなく、【出所・出処】の字を当てていた。
- 回答プロセス
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①富山県の方言に関する図書(参考資料①~⑦)を調査すると、『日本のまんなか富山弁』に【出処】(デト)の項目があり、「出たところ。出口」と書かれていた。
②『日本方言大辞典』にも【出所・出処】(でと)の項目があり、富山県砺波の方言として「家や屋敷から出た所」と書かれている。
③『日本国語大辞典』にも②と同様の記述があった。
④いずれも【出戸】という字ではなく、【出所】もしくは【出処】となっていた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 辞典 (813 9版)
- 参考資料
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- ①『日本のまんなか富山弁』(北日本新聞社 2001)
- ②『とやま弁にしひがし』(北日本新聞社 1975)
- ③『おらっちゃらっちゃの富山弁』(北日本新聞社 1992)
- ④『富山県のことば』(明治書院 1998)
- ⑤『最古の富山県方言集』(桂書房 2009)
- ⑥『とやま弁大語解』(シーエーピー 1989)
- ⑦『富山語録辞』(シーエーピー 1992)
- ⑧『日本方言大辞典』(小学館)
- ⑨『日本国語大辞典』(小学館)
- キーワード
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- 富山
- 方言
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000093644