レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年04月11日
- 登録日時
- 2017/04/20 13:10
- 更新日時
- 2017/04/20 13:12
- 管理番号
- いわき総合-地域492
- 質問
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解決
昔、平にあった「磐城耐火煉瓦株式会社」に関する資料はあるか?
- 回答
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磐城耐火煉瓦株式会社について、次の資料に記述がありました。
【資料①】『いわき商業風土記』(斎藤伊知郎 1973)
P122-124「耐火レンガといわき」
【資料②】『絵はがきの中の「いわき」』(いわき総合図書館 いわき未来づくりセンター 2009)
P27・12行目~「明治33年(1900)10月に創業した…」
【資料③】「いはき」(明治40年5月25日付)
16面に「磐城耐火煉瓦株式会社」の広告あり。
http://library.city.iwaki.fukushima.jp/manage/archive/upload/00000_20130118_0013.pdf [最終アクセス2017.4.14]
【資料④】『皇太子殿下行啓記念帖』(明治43年4月)
P99-100に当時の皇太子(大正天皇)が来平し、その際同社を視察している。会社概要や沿革について、詳しい記述あり。会社の写真もあり。(所蔵なし、「国会図書館デジタル化送信サービス」で閲覧可)
上記資料より、磐城耐火煉瓦株式会社については次のとおり。
・所在地(明治40年当時)
【本社】東京市日本橋区南茅場町20番地
【工場】福島縣石城郡平町字田町25番地
・明治28年(1895)、福島縣石城郡平町字古鍛冶町に新井英吉、真木亀太郎らが丸平組合を設立し、耐火煉瓦の製造を開始する。
・明治33年(1900)、新井英吉、中澤彦吉、白井遠平、真木亀太郎らが発起人となって合資会社となる。
・明治39年(1906)、事業を拡張して株式会社となる。
・その後、工場は明治42年(1909)12月に日本窯業株式会社、大正5年(1916)3月に品川白煉瓦株式会社磐城工場、同年6月に同平第二分工場と受け継がれた後、同年9月には火災になり、大正11年(1922)1月に売却された。跡地利用については木材工場(色川材木店 大正11年(1922)創業)などへ変わった。現在は月極駐車場となっている。
- 回答プロセス
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1.資料を調査
上記回答のとおり。
磐城耐火煉瓦株式会社のマークや煉瓦刻印も確認したかったため、『石城郡案内』(明治44年発行)の広告ページなども確認したが、明治42年に日本窯業株式会社となっていたため確認できなかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- セラミックス.窯業.珪酸塩化学工業 (573 9版)
- 商業史.事情 (672 9版)
- 参考資料
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- 【資料①】『いわき商業風土記』[K/672/サ・1110084710]
- 【資料②】『絵はがきの中の「いわき」』[K/210.6-1/イ・1111982656]
- 【資料③】「いはき」(明治40年5月25日付)[いわき市立図書館HP>郷土資料のページ>新聞]
- 【資料④】『皇太子殿下行啓記念帖』[国会図書館デジタル化資料送信サービス]
- キーワード
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- 磐城耐火煉瓦株式会社
- 窯業
- 耐火煉瓦
- 耐火レンガ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000215133