レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年06月22日
- 登録日時
- 2013/07/08 10:22
- 更新日時
- 2013/07/08 10:23
- 管理番号
- いわき総合-地域169
- 質問
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解決
「御斎所街道」の名前の由来について
- 回答
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当館所蔵について調査した結果、福島県の県中須賀川・石川、浜通りの湯本を結ぶ「御斎所街道」の呼称の由来については、『歴史の道13御斎所街道 須賀川-湯本』に確認した。以下、名称由来にかかる部分を転載する。
「須賀川・石川・湯本を結ぶ道は、御斎所峠経由で湯本に出るが、この道は岩城通りとか岩城街道とも呼ばれていた。岩城地方では、この御斎所峠経由の竹貫道を棚倉街道と呼ぶこともあった(磐城誌)。
この通りの交通上の難所は菊多郡石住村から同郡大平村にかかる鮫川の峡谷部の御斎所峠付近で、ここの部分の通路を御斎所通りとも呼んでいた。この呼称は、同じ道筋の上遠野・上釜戸間にある瀬峯通りと同様、往来の難所にあてた呼称である。」(P1.「一、御斎所街道の概説 (一)はしがき」より)との記述がある。
なお、「御斎所街道」は当初「磐城街道」と呼称されており、公式に「御斎所街道」と呼ばれるようになったのは、明治26年9月のことである。
- 回答プロセス
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当館所蔵資料の調査
【資料①】『御斎所街道 -須賀川~湯本-』P1:「御斎所街道」の呼称にかかる記載を確認した。
【資料②】『いわき市史 第3巻 近代Ⅰ』P306:明治23年のいわき地方の道路改築事例に、“御斎所街道(湯本-西白河郡五箇村)”の表記を確認する。明治23年には、この区間を御斎所街道と呼称していた証左である。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
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- 【資料①】『御斎所街道 -須賀川~湯本-』1985 福島県教育委員会 AL/210.1/1/レ 1111953251
- 【資料②】『いわき市史 第3巻 近代Ⅰ』1993 いわき市 AL/210.1/1/イ 1110736913
- キーワード
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- 御斎所街道
- 御斎所
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 御斎所 郷土 地名
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000133473