レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/12/25
- 登録日時
- 2021/11/03 00:30
- 更新日時
- 2021/11/04 10:56
- 管理番号
- 所沢椿峰-2021-007
- 質問
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解決
能面の中将について、解説や面を打つ技法について知りたい。型紙が載っているとなお良い。
- 回答
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下記資料に記載があります。
〇『能面を打つ』 高津紘一/著 玉川大学出版部 2007年
〇『能面打ち 上』 初代堀安右衛門/著 淡交社 2002年
〇『面打ちの技法』 伊藤通彦/著 日貿出版社 1996年
〇『能面の見かた』 小林真理/編著 誠文堂新光社 2017年
〇『能面の神秘』 宇高通成/著 IBCパブリッシング 2015年
〇『能面花鏡』 大月光勲/著 求龍堂 2019年
〇『能面』 堀安右衛門/著 淡交社 1998年
〇『日本の仮面』 F.ペルツィンスキー/著 法政大学出版局 2007年
- 回答プロセス
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1.所蔵資料の内容確認
〇『能面を打つ』 高津紘一/著 玉川大学出版部 2007年
p20-25に中将(在原業平)の面や能の舞台についてカラー写真を用いて記載されている。本書は著者が面を打ち観世流能楽師・勝海登が演じた舞台の中から抜粋された能の舞台や面、物語について記載されている。
付属の能面型紙集の002裏面に中将の面のカラー写真があり、016-018には原寸大の型紙が収められている。
〇『能面打ち 上』 初代堀安右衛門/著 淡交社 2002年
p74-81に中将の面について、室町期や江戸期にかけて時代毎に異なる写しによる面をカラー写真を用いて記載されている。
p151-172「能面打ち詳解」に木取りや写し、彫りの表現方法、彩色や型紙についてなど面打ちの技法について白黒写真や図を用いて要点が記載されている。
〇『面打ちの技法』 伊藤通彦/著 日貿出版社 1996年
p13-14に中将の面がカラー写真で掲載されている。
p141-170「中将を打つ」に中将の由来や面の造形的な要素、能舞台について記載されている。また、面の型紙や木取り、彫り方や彩色方法などについて、工程ごとに要点が絵や白黒写真を用いて記載されている。
〇『能面の見かた』 小林真理/編著 誠文堂新光社 2017年
p76「二章 解説「能面入門」」「男面」に若男類として中将の面が紹介されている。面の由来や能舞台についてカラー写真を用いて記載されている。
p156-165「五章 原木から面打ちの工程まで」に面打ちの工程の流れや道具について白黒写真や絵を用いて記載されている。
〇『能面の神秘』 宇高通成/著 IBCパブリッシング 2015年
p82-85に中将の面の解説やカラー写真が紹介されている。
p161-163に中将の面のモデルとなった在原業平についての解説や面、能の舞台について記載されている。
p187-190「能面を打つ」の項目に、能面の材料や打ち方、彩色などについて要点が記載されている。
2.後日調査の追加事項
〇『能面花鏡』 大月光勲/著 求龍堂 2019年
p90-91に中将の面の解説やカラー写真が掲載されている。
p182「作品目録」「男 三十九」に、中将の面(側面)の白黒写真と大きさが掲載されている。
p185-211「能面(若女)製作ノート」の項目に、能面の製作過程について、イラストを用いて解説されている。
〇『能面』 堀安右衛門/著 淡交社 1998年
p106-107に中将の面の解説や面の内側と表側それぞれカラー写真が掲載されている。
p137-200「能面[節木増・銘松風]を打つ」の項目に、能面の打ち方について、材料から彩色などが写真を用いて解説されている。
〇『日本の仮面』 F.ペルツィンスキー/著 法政大学出版局 2007年
p404-405「第Ⅱ部」「4 面の類型の目録」「中将」の項目に、中将の解説や面の特徴や作者、能の演目について記載されている。
△『金春家伝来の能面・能装束』 東京国立博物館/編集 東京国立博物館 2017年
p26「第1章 能狂言面」「男面」「能面 中将」の項目に、安土桃山時代に製作された金春本面の中将の写真が面の内側と表側それぞれ掲載されている。
3.インターネット調査
△「e国宝」(http://emuseum.nich.go.jp/detail&langId=ja&webView=&content_base_id=100431&content_part_id=6)
「重要文化財 能面 中将」に、東京国立博物館所蔵の中将の写真と共に、中将の名前の由来や面の特徴について記載されているが、技法や型紙については記載されていない。(https://emuseum.nich.go.jp/topから「重要文化財 能面 中将」をキーワードに検索)最終アクセス2021年10月28日
△「文化遺産オンライン」(https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/41628)
「能面 中将」に、河内大掾家重作の中将の面の写真と解説が記載されているが、技法や型紙については記載されていない。最終アクセス2021年10月28日
4.記載のなかった資料
×『能のデザイン』 青幻舎 2009年
×『小面を打つ』 倉林朗/著 日貿出版社 2013年
- 事前調査事項
- NDC
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- 能楽.狂言 (773 9版)
- 参考資料
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- 能面を打つ 高津紘一/著 玉川大学出版部 2007.5 773.4 978-4-472-12001-5
- 能面打ち 上 初代堀安右衛門/著 淡交社 2002.4 773.4 4-473-01897-0
- 面打ちの技法 伊藤通彦/著 日貿出版社 1996.3 773.4 4-8170-5002-0
- 能面の見かた 小林真理/編著 誠文堂新光社 2017.1 773.4 978-4-416-71636-6
- 能面の神秘 宇高通成/著 IBCパブリッシング 2015.7 773.4 978-4-7946-0356-2
- 能面花鏡 大月光勲/著 求龍堂 2019.12 773.4 978-4-7630-1928-8
- 能面 堀安右衛門/著 淡交社 1998.3 773.4 4-473-01589-0
- 日本の仮面 F.ペルツィンスキー/著 法政大学出版局 2007.5 773.4 978-4-588-42009-2
- キーワード
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- 能面
- 中将
- 在原業平
- 男面
- 面打ち
- 能
- 舞台
- 金春家
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000307029