レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/03/03
- 登録日時
- 2016/01/30 00:30
- 更新日時
- 2016/01/31 16:44
- 管理番号
- 所沢椿峰-2015-010
- 質問
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解決
ニッポンバラタナゴの繁殖方法を調べたい。
- 回答
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下記資料に記載されています
〇『魚』 瀬能宏/監修 ポプラ社 2013年
〇『水べの生きもの野外観察ずかん 2』 武田正倫/監修 ポプラ社 2003年
〇『原色日本淡水魚類図鑑』 宮地伝三郎/[ほか]著 保育社 1982年
また、『原色淡水魚類検索図鑑』 中村守純/著 北隆館 1979年には、ニッポンバラタナゴの産卵習性に関して「ほとんどタイリクバラタナゴと同じ」と記載があります。
- 回答プロセス
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1、所蔵資料の内容を確認
〇『魚』 瀬能宏/監修 ポプラ社 2013年
p.52 ニッポンバラタナゴの育ち方(繁殖方法)の記載あり。また、産卵に使用する貝は「ドブガイなど」と記載あり
〇『水べの生きもの野外観察ずかん 2』 武田正倫/監修 ポプラ社 2003年
p.17 「タナゴの産卵」の説明においてニッポンバラタナゴを例にして記載あり
また、「タナゴが卵をうみつける貝」として「ドブガイ、イシガイ、カラスガイ、マツカサガイ、カワシンジュガイなど」が紹介され、「利用する貝は住んでいる地域や種類によって違いがみられます」と記載あり
〇『原色日本淡水魚類図鑑』 宮地伝三郎/[ほか]著 保育社 1982年
p.214 「75. バラタナゴ(別称:ニッポンバラタナゴ)」の項に「産卵」についての項があり、「産卵期は5~6月で、ほぼ1週間の周期で数回にわたって、イシガイ類に産卵する.」と記載あり
△『原色淡水魚類検索図鑑』 中村守純/著 北隆館 1979年
p.152 「87. ニッポンバラタナゴ Rhodeus ocellatus smithi (REGAN)」の項に「(前略)~産卵習性などはほとんどタイリクバラタナゴと同じ」と記載あり
→ p.152 「86. タイリクバラタナゴ Rhodeus ocellatus oceliatus (KNER)」の項に「(前略)~産卵期は長く, 4月~10月. カラスガイ, タガイ, イシガイなどの鰓葉内に産卵」と記載あり
△『魚・貝の生態図鑑』 学研教育出版 2011年
p.28-29 「タナゴはどのようにして貝の中に卵を産むのか」の項に、「タイリクバラタナゴの産卵行動」、「タイリクバラタナゴの卵の発生」、「タナゴと貝の関係」について記載あり
また、「タナゴ類が産卵に使用する二枚貝」として「カラスガイ、イシガイ、ドブガイ」と記載あり
また、「日本にすむタナゴ」の項に「(前略)~ニッポンバラタナゴでは,ソウギョの種苗に交じって侵入した大陸産の亜種タイリクバラタナゴとの交雑で純粋種が減少している。天然記念物や絶滅危惧種に指定するなどして、その保護をしている。」と記載あり
△『飼育栽培図鑑』 有沢重雄/文 福音館書店 2000年
p.208~p.209 タナゴの繁殖に関する記載があり(該当するタナゴの種類は不明)、「繁殖期がきたらイシガイやカラスガイなどの二枚貝を水槽に入れる」と記載あり
2、下記の資料には記載がありませんでした
×『「調べ学習」に役立つ水辺の生きもの』 佐々木洋/著 実業之日本社 2011年
×『飼育と観察』 学研 2000年
×『詳細図鑑さかなの見分け方』 講談社 1998年
- 事前調査事項
- NDC
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- 脊椎動物 (487 9版)
- 参考資料
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- 魚 瀬能宏/監修 ポプラ社 2013.6 487.5 978-4-591-13485-6
- 水べの生きもの野外観察ずかん 2 武田正倫/監修 ポプラ社 2003.4 468 4-591-07509-5
- 原色日本淡水魚類図鑑 宮地伝三郎/[ほか]著 保育社 1982 487.5 4-586-30032-9
- キーワード
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- ニッポンバラタナゴ
- タナゴ
- 淡水魚
- 繁殖
- 産卵
- 絶滅危惧種
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000187693