レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年05月09日
- 登録日時
- 2018/07/02 11:59
- 更新日時
- 2019/10/28 13:26
- 管理番号
- 台東区-10117
- 質問
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解決
浅草で「人形焼」のことを「名所焼」と呼んでいたらしい。
その事実があったかどうか知りたい。
- 回答
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『ザ・浅草』 今中治著 芸文社 の中に以下の文章あり。
人形焼き「木村屋」
仲見世の人形焼きを売る店で一番古いのが、仲見世東棟一号の「木村屋」。観音様の本堂に一番近い。
木村屋の当主は木村常真(つねのぶ)さん。
明治十八年に常真さんの父親、子之吉(ねのきち)さんが人形焼きの店を出した。
子之吉さんは「名所焼き」と名付け、商売をはじめたのだが、客は名所焼きと呼ばず、人形焼き、人形焼きというのでとうとう人形焼きの木村屋と名乗ることになったそうだ。
木村屋の人形焼きはちょうちん、ハト、五重塔、雷さまの四つ。
その他、人形焼きについては歴史等の資料は見つかったが、「名所焼き」については記述なし。
その他の参考資料はあくまでも参考です。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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『雷門以北』久保田万太郎著 では 人形焼を名所焼と呼んでいる。
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 日記.書簡.紀行 (915 9版)
- 参考資料
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今中治 著 , 今中治. ザ・浅草. 芸文社, 1986.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I003744574-00 , ISBN 4874651704 (台東区(113798110) P113) -
加太こうじ 著 , 加太, こうじ, 1918-1998. 江戸のあじ東京の味. 立風書房, 1988. (加太こうじ・江戸東京誌)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001957795-00 , ISBN 4651705030 (台東区(110138419) P65) -
大東京繁昌記 下町篇. 平凡社, 1998. (平凡社ライブラリー)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002757552-00 , ISBN 4582762735 (台東区(111190997) P254 雷門以北) -
岡田哲著 , 岡田, 哲(1931-). コムギ粉の食文化史. 朝倉書店, 1993-04.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000074-I000201183-00 , ISBN 4254430531 (台東区(110575529) P131)
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今中治 著 , 今中治. ザ・浅草. 芸文社, 1986.
- キーワード
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- 名所焼
- 人形焼
- 浅草
- 雷門
- 久保田万太郎
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000237846