レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/02/14
- 登録日時
- 2014/05/02 00:30
- 更新日時
- 2014/05/02 11:56
- 管理番号
- 所沢本-2014-007
- 質問
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解決
飛鳥時代の絹織物(錦)で、「大子間どう」について調べたい。
- 回答
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お問い合わせの言葉は「太子間道」と書き、「たいしかんとう」と読むようです。
以下の資料に記載がありました。
〇『染織事典 』 中江克己/編 泰流社 1993年
〇『原色染織大辞典 』 淡交社 1977年
〇『被服学辞典』 阿部幸子/[ほか]編集 朝倉書店 1997年
〇『仏教美術事典』 中村元/監修 東京書籍 2002年
- 回答プロセス
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1所蔵資料の内容確認
〇『染織事典 』 P251「太子間道(たいしかんとう)」の記載あり。「(1)飛鳥時代に中国の広東から運ばれた絹織物で「広東錦幡」とも称する。…」「(2)名物裂の一。室町末期から桃山時代に輸入された同系統の裂。…」
〇『原色染織大辞典 』 P643「たいしかんとう 太子間道」の記載と写真あり。「現存する最古のものは、経糸を約五色に染め分けた平織の経絣の錦で、聖徳太子が、勝鬘経講讃(しょうまんぎょうこうさん)の時、幡に使用したとの伝承がある。…中略… 名物裂の太子間道は室町時代末期から桃山時代に輸入された同系統の裂。インド東海岸、インドネシアのスンバ裂を思わせる赤地に多彩な経絣。太子は聖徳太子の意ではなく、同時代の茶人太子屋宗有ともいう。間道の名があるが縞物ではなく錦。」
〇『被服学辞典』 p253「太子間道 たいしかんとう」の記載あり。
〇『仏教美術事典』 p539「太子間道 たいしかんとう」の記載あり。
2記載のなかった資料は以下のとおり
×『日本の染織19 名物裂』 切畑健著 花林舎 1994年
- 事前調査事項
- NDC
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- 染織工芸 (753 9版)
- 参考資料
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- 染織事典 中江克己/編 泰流社 1993.4 753.033 4-8121-0022-4
- 原色染織大辞典 淡交社 1977 753.033
- 被服学辞典 阿部幸子/[ほか]編集 朝倉書店 1997.7 593.033 4-254-62009-8
- 仏教美術事典 中村元/監修 東京書籍 2002.7 702.098 4-487-73159-3
- キーワード
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- 太子間道
- たいしかんとう
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000152876