レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/6/26
- 登録日時
- 2019/12/22 00:30
- 更新日時
- 2019/12/23 15:20
- 管理番号
- 葛中-2019046
- 質問
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解決
板碑(いたび)とはどういうものなのか知りたい。また葛飾区内にある板碑についても知りたい。
- 回答
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板碑は、中世の石塔の一種で、板石塔婆(いたいしとうば)ともいいます。南北朝、室町時代に盛んに作られていたそうです。全国に分布し、地域によって特色のある板碑が造立されていて、その形態は、五輪塔(万物を生成する地、水、火、風、空の五つの元素をかたどって五個の石を積んで作った塔)の変化したものという説が最も有力です。15世紀後半以降、特に関東地方では民俗行事にともなって農民たちが造立する供養塔が板碑として作られる例が多くなり、それらの板碑のある所を調べることによって、中世農村の村落結合を知ることができます。葛飾区の板碑は、『葛飾の文化財』や『板碑の美』で写真を見ることができます。
また、『板碑集成』には葛飾区内の板碑は載っていませんが、東京国立博物館所蔵の板碑が載っています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 石彫 (714 9版)
- 参考資料
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1 『世界大百科事典 2 改訂新版 アレネ-イワ』平凡社 2007,p.360-361
2 『葛飾の文化財 葛飾区教育委員会生涯学習部生涯学習課編集』葛飾区教育委員会生涯学習部生涯学習課 1996,p.27,p.30,p.188
3 『板碑の美-板碑写真集-』鈴木道也著 西北出版 1977,p.85,p169
4 『葛飾区板碑調査報告 昭和63年2月 第2版』東京都葛飾区教育委員会社会教育課/編 東京都葛飾区教育委員会 1988
5 『葛飾区郷土史講座総集録-昭和44年度~昭和52年度-』葛飾区立葛飾図書館 1978,p.89-90
6 『板碑集成-東京国立博物館所蔵-』東京国立博物館編 雄山閣 2004
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1 『世界大百科事典 2 改訂新版 アレネ-イワ』平凡社 2007,p.360-361
- キーワード
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- 葛飾区,文化財,板碑
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000271125