レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/05/17
- 登録日時
- 2020/10/05 00:30
- 更新日時
- 2020/10/06 09:23
- 管理番号
- 所沢柳瀬-2020-006
- 質問
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解決
ヨーロッパ人の書いたアメリカ通史を探している。君主制の国民が共和制をどのように見ていたか知りたい。
- 回答
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下記の資料に記載があります。
〇『アメリカの民主政治 上』 A.トクヴィル/著 講談社 1987年
〇『アメリカの民主政治 中』 A.トクヴィル/著 講談社 1987年
〇『アメリカの民主政治 下』 A.トクヴィル/著 講談社 1987年
〇『合衆国滞在記』 トクヴィル/著 京都大学学術出版会 2018年
〇『アリステア・クックのアメリカ史 上』 アリステア・クック/著 日本放送出版協会 1994年
〇『アリステア・クックのアメリカ史 下』 アリステア・クック/著 日本放送出版協会 1994年
〇『アメリカ人の歴史 1』 ポール・ジョンソン/著 共同通信社 2001年
〇『アメリカ人の歴史 2』 ポール・ジョンソン/著 共同通信社 2002年
〇『アメリカ人の歴史 3』 ポール・ジョンソン/著 共同通信社 2002年
〇『世界史概観 上』 ハーバート・ジョージ・ウェルズ/著 岩波書店 1979年
〇『世界史概観 下』 ハーバート・ジョージ・ウェルズ/著 岩波書店 1979年
〇『図説呪われたアメリカの歴史』 キーロン・コノリー/著 原書房 2018年
〇『アメリカ史の真実』 C.チェスタトン/著 祥伝社 2011年
- 回答プロセス
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1.所蔵資料内容確認
<君主制の国民が共和制をどのように見ていたか、に関連する資料>
〇『アメリカの民主政治 上』 A.トクヴィル/著 講談社 1987年
〇『アメリカの民主政治 中』 A.トクヴィル/著 講談社 1987年
〇『アメリカの民主政治 下』 A.トクヴィル/著 講談社 1987年
上巻の裏表紙に下記の記載があります。「フランスの政治学者トクヴィルは、独立後のアメリカのデモクラシーの実態とその展望、本質を探るため、一八三一年から三二年にかけてアメリカを旅し、政治制度や成文法律を吟味、通観し、また政治的社会の現状を描写した。特に『アメリカでアメリカ以上のものを見た』というトクヴィルは、アメリカ社会の変わらないもの、即ちデモクラシーの本質とその限界点を見抜いていた。今日の大衆社会論への道を拓いた必読の古典的名著。(全三巻)」
〇『合衆国滞在記』 トクヴィル/著 京都大学学術出版会 2018年
p.iii 「訳者からのメッセージ」に下記の記載があります。「本書は、民主主義が危機に陥り、その価値が疑われるときにしばしば参照される『アメリカにおける民主主義』を執筆した一九世紀フランスの卓越した政治思想家アレクシ・ド・トクヴィルが若干二五歳のときに企てた未開と文明が交叉する新世界への旅の記録である。」との記載があります。
p.iv 「民主共和制下のアメリカ社会の社会的明暗に慧眼なヨーロッパ人が切り込む過程で彼は重要な発見をしていて、学ぶべきことは多い。たとえば民主制においては傑出した人物が政治や公務にかかわることが少なくなり、かわって、「平均的知識を備えた」大衆が多数派としてそれらを動かす勢力となるが、この『大衆世界』の当代における出現は、交通手段・伝達手段の発達(中略)に負うのではないかとトクヴィルが推測している点である。その一方で、この社会はまかり間違えば大衆が「ただの群衆」と化しかねず、それを鎮圧する「民兵そのものが人民」であって見れば、「民主主義はただの群衆」にすぎなくなることを彼は懸念する。」との記載があります。
<ヨーロッパ人の書いたアメリカ通史>
〇『アリステア・クックのアメリカ史 上』 アリステア・クック/著 日本放送出版協会 1994年
上巻は新世界発見から南北戦争まで記載しています。
p.5 「アリステア・クックは一九〇八年、イギリスのマンチェスターで生まれた。ケンブリッジ大学の英文学科を卒業後アメリカにわたり、二年間、イエール、ハーヴァード両大学の大学院に学んだ。一九四一年に帰国、BBCで映画評論などの仕事をしていたが、三七年に再度アメリカに渡り、BBCの非常勤特派員としてアメリカ事情をレポートするとともに、『タイムズ』などにアメリカ時評を寄稿するようになった」
p.3 「原著Alistair Cooke's Americaは一九七三年、イギリス放送協会(BBC)の刊行で、BBCのアメリカ駐在特派員だったクックがキャスターを務めたシリーズ番組を活字化したものである」
〇『アリステア・クックのアメリカ史 下』 アリステア・クック/著 日本放送出版協会 1994年
下巻は十九世紀末からベトナム戦争まで記載しています。
〇『アメリカ人の歴史 1』 ポール・ジョンソン/著 共同通信社 2001年
(奥付)【著者略歴】「イギリスの歴史家、評論家。著書に『インテレクチュアルズ』『現代史』『近代の誕生』(中略)『アメリカ人の歴史』など多数」との記載があります。
1580年(植民地時代)から1815年(革命期)のアメリカについて記載があります。
〇『アメリカ人の歴史 2』 ポール・ジョンソン/著 共同通信社 2002年
1815年(民主主義のアメリカ)から1912年(産業化とアメリカ)について記載があります。
〇『アメリカ人の歴史 3』 ポール・ジョンソン/著 共同通信社 2002年
1912年から1997年のアメリカについて記載があります。
〇『世界史概観 上』 ハーバート・ジョージ・ウェルズ/著 岩波書店 1979年
上巻見返しに「上巻は人類の起源から十字軍までを扱う」との記載があります。
p.i-ii 「まず、ウェルズの人と仕事について簡単な紹介をしておきたい。(中略)彼は、一八六六年にロンドン郊外に生まれた。(中略)ついにロンドン大学の学位を得た。(後略)」との記載があります。
p.53 最初のアメリカ人の項あり。
〇『世界史概観 下』 ハーバート・ジョージ・ウェルズ/著 岩波書店 1979年
p.54-60 アメリカ独立戦争について記載があります。
〇『図説呪われたアメリカの歴史』 キーロン・コノリー/著 原書房 2018年
p.[262]著者略歴「キーロン・コノリー エディンバラ大学歴史学部卒。イギリス国立映画テレビ学校で映画を専攻した。ジャーナリストとしてタイムズ紙やデイリーメール紙に寄稿し、現在はメール・オン・サンデーに勤務。(中略)ロンドン在住。」
新世界、独立戦争、南北戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦、冷戦、イラン・イラク戦争、9.11まで、アメリカの戦争、人種差別、紛争などについて記載しています。
2.県内所蔵資料内容確認
〇『アメリカ史の真実』 C.チェスタトン/著 祥伝社 2011年
裏見返しに下記の記載があります。「セシル・チェスタトン 1879年生まれ。イギリスのジャーナリスト。(中略)第一次大戦勃発の翌年(1915年)渡米し、米英同盟のために活動。同時に、アメリカ史を研究。(後略)」
1492~1917年のアメリカについて記載があります。
- 事前調査事項
- NDC
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- アメリカ合衆国 (253 9版)
- 政治史.事情 (312 9版)
- 北アメリカ (295 9版)
- 参考資料
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- アメリカの民主政治 上 A.トクヴィル/著 講談社 1987.3 312.53 4-06-158778-1
- アメリカの民主政治 中 A・トクヴィル/著 講談社 1987.4 312.53 4-06-158779-X
- アメリカの民主政治 下 A.トクヴィル/著 講談社 1987.5 312.53 4-06-158780-3
- 合衆国滞在記 トクヴィル/著 京都大学学術出版会 2018.10 295.3 978-4-8140-0176-7
- アリステア・クックのアメリカ史 上 アリステア・クック/著 日本放送出版協会 1994.12 253 4-14-001726-0
- アリステア・クックのアメリカ史 下 アリステア・クック/著 日本放送出版協会 1994.12 253 4-14-001727-9
- アメリカ人の歴史 1 ポール・ジョンソン/著 共同通信社 2001.10 253.01 4-7641-0488-1
- アメリカ人の歴史 2 ポール・ジョンソン/著 共同通信社 2002.3 253.01 4-7641-0502-0
- アメリカ人の歴史 3 ポール・ジョンソン/著 共同通信社 2002.7 253.01 4-7641-0511-X
- 世界史概観 上 ハーバート・ジョージ・ウェルズ/著 岩波書店 1979 209 4-00-413003-4
- 世界史概観 下 ハーバート・ジョージ・ウェルズ/著 岩波書店 1979 209 4-00-413004-2
- 図説呪われたアメリカの歴史 キーロン・コノリー/著 原書房 2018.5 253.01 978-4-562-05475-6
- アメリカ史の真実 C.チェスタトン/著 祥伝社 2011.9 253.01 978-4-396-65047-6
- キーワード
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- アメリカ史
- アメリカ合衆国
- 歴史
- 西洋史
- 君主制
- 共和制
- 民主政治
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000287879