レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年09月14日
- 登録日時
- 2019/09/14 14:05
- 更新日時
- 2021/03/26 12:44
- 管理番号
- 00085
- 質問
-
解決
安芸津町三津の酒造所の数の推移が知りたい。また、最盛期の酒造所の数が知りたい
- 回答
-
★【松尾城物語(郷土シリーズ・第1集)】 阪田泰正/著 1977年
<p173表1 三津村の酒造家数>
天正6年(1778) …1軒
安永8年(1779) …4軒
天明5年(1785) …5軒
寛政8年(1796) …4軒
寛政10年(1798)…6軒
文化10年(1811)…6軒
文化11年(1812)…6軒
文化12年(1813)…6軒
文化14年(1815)…6軒
文政2年(1819) …5軒
文政3年(1820) …6軒
文政4年(1821) …6軒
文政5年(1822) …6軒
文政7年(1824) …6軒
文政8年(1825) …6軒
文政9年(1826) …5軒
文政10年(1827)…4軒
文政11年(1828)…5軒
天保元年(1830) …6軒
幕末(~1867) …11軒
明治初年(1868) …17軒
明治14年(1888)…23軒
★【安芸津風土記 第47】」 阪田泰正/編 1981年
<p37 三津町に於ける清酒生産高>
明治32年~37年…13場
明治38年~39年…15場
明治40年…14場
明治41年…13場
★【三浦仙三郎 その生と死】 阪田泰正/著 1975年
<p59 安芸津町酒造史略年表>
昭和50年(1975)…5軒
<p3>
「明治15年、16年頃の三津地方の酒造家は26軒。」との記述あり
★【安芸津町史 通史編】 東広島市/発行 2011年
<p637>
「『芸備日日新聞』(明治40年12月26日)。三津町・木谷村・早田原村を合わせて、酒造家は19戸あり(最盛期は23戸)」との記述あり
★【広島の酒 (広島文化叢書2)】 渡辺盛之/著 1973年
<p86>
「明治15,6年頃には酒造家数26軒にもなり」との記述あり
★【日本醸造協会雑誌 第39巻 第4号】 日本醸造協会/発行
<p166 中国六県酒造變遷發達の狀況 広島財務局鑑定部/著>
「そして例の西南役が起るに及んで需要が益々増大して逐年販路が擴張されて酒造家の数も次第に
増加して、明治15,6年頃には26場醸造高五千石の多きに達したのである」との記述あり
大正~昭和
★酒造りに生きた人々-三浦仙三郎と三津杜氏- 阪田 泰正/著 1978年
<p63「三津杜氏の組合」より>
「明治10年に23軒あった酒造場は昭和18年合併して6軒に減少した。」とあり。
★安芸津風土記第9号 阪田泰正/編 1972年
<p24「安芸津の酒銘」参考より>
「大正8年三津町には、14軒の酒造家があり、酒造量は18000石であった。」とあり。
★松尾城物語(郷土シリーズ第1集) 阪田泰正/著 1977年
<p171>
「大正3年三津村10軒、早田原村1軒」
「昭和50年安芸津の酒造家は5軒」とあり
★日本の酒蔵 山口昭三/著 2009年
<p217「第4章各地の酒蔵 6.中国地方」より>
図4-6-4より、昭和55年 安芸津三津には5つの酒造場があった様子。
○このことから、記述の地域が三津町(村)のみの数なのか、木谷村などの地域を含めた三津地域の数なのか、はっきりとわかりませんでしたが、三津地域の酒造家数のピークは明治14年の23軒とする記述がある一方、複数の資料に、明治15,6年には26軒あったとの記述も見受けられます。
結論として、いずれの数が正しいのか検証できませんでした。
- 回答プロセス
-
安芸津関連の郷土史を調査。明治期までは一覧表があったが、それ以降は資料に書かれている数字をひろった
- 事前調査事項
- NDC
-
- 中国地方 (217)
- 日本 (291)
- 参考資料
-
-
阪田泰正 著 , 阪田, 泰正, 1913-1989. 松尾城物語. 安芸津記念病院郷土資料室, 1977. (郷土シリーズ ; 第1集)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001332258-00 -
阪田泰正 編 , 阪田, 泰正. 安芸津風土記 : 特集:賀茂郡の酒造り 第47号. 安芸津郷土史を語る会, 1981.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I082221878-00 -
阪田泰正 著 , 阪田, 泰正, 1913-1989. 三浦仙三郎 : その生と死. 安芸津記念病院郷土史料室, 1975.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001221204-00 -
[安芸津町史編さん委員会編] , 安芸津町史編さん委員会 , 東広島市. 安芸津町史 通史編,資料編. 東広島市, 2011.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I010380547-00 -
渡辺盛之 著 , 渡辺, 黙水, 1911-. 広島の酒. 広島文化出版, 1973. (広島文化叢書 ; 2)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001172529-00 -
阪田泰正 著 , 阪田, 泰正, 1913-1989. 酒造りに生きた人々 : 三浦仙三郎と三津杜氏. 安芸津記念病院郷土史料室, 1978. (郷土シリーズ ; 第2集)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001378335-00 - 広島県財務局鑑定部. 中国六県酒造変遷発達の状況. 日本醸造協会雑誌 第39巻 第4号 p. 166
- 坂田 泰正. 安芸津風土記 第9号. 1972.
-
阪田泰正 著 , 阪田, 泰正, 1913-1989. 松尾城物語. 安芸津記念病院郷土資料室, 1977. (郷土シリーズ ; 第1集)
- キーワード
-
- 酒造
- 安芸津酒造
- 酒造所
- 酒蔵
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000261394