レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年9月13日
- 登録日時
- 2017/09/13 17:59
- 更新日時
- 2018/03/24 13:59
- 管理番号
- 吹-20-2017-004
- 質問
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解決
「チガーヌ」という曲は誰が作った曲で、タイトルにどのような意味があるのか?
- 回答
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下記に記載があり、紹介。
(1)『世界大百科事典 29(ユエ-リン)』(平凡社 2007.9)p413 ラベルの項目より
チガーヌはラベルの作品でバイオリンの名人芸を高度に要求する作品と記載あり。
(2)『クラシック音楽作品名辞典 第3版』(三省堂 2009.6)p987
ツィガーヌ(Tzigane)は、モーリス・ラヴェルが1924年に作曲したチャルダーシュの形式を用いたヴァイオリンとピアノのための狂詩曲(ラプソディ)。「ツィガーヌ」はロマの事と記載あり。
(3)『世界大百科事典 12(シ-シヤ)』(平凡社 2007.9)p506 ジプシーの項目より
Tzigane(ツィガン)はフランス語でロマ(ジプシー)を意味する。
- 回答プロセス
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インターネット検索で「チガーヌ」と検索したところ、モーリス・ラヴェル作曲の「ツィガーヌ(Tzigane)」との情報を確認。念のために『世界大百科事典』の索引で「チガーヌ」を確認したところ「ラベル」の項目に参照される。同項目に「チガーヌ」はバイオリンの名人芸を高度に要求する作品であると記述を確認できたため、「チガーヌ」と「ツィガーヌ」は同じ作品と判断した。
『クラシック音楽作品名辞典』でモーリス・ラヴェル作曲で「ツィガーヌはロマの事」という記述を確認。有料データベースJapanKnowledgeでキーワード「ロマ」で確認すると「ジプシー」の自称と記述があったため、『世界大百科事典』で「ジプシー」の項目を確認した。ヨーロッパの各言語では、ジプシーに対する呼名がいくつかあり、フランス語では、gitan(ジタン)、bohemien(ボヘミアン)、tisigane/tzigane(ツィガン)で、曲名と一致する綴りを見つけた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 音楽 (760 8版)
- 日本語 (031 8版)
- 参考資料
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世界大百科事典 29(ユエ-リン) 2005年改訂版. 平凡社, 2005.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007927682-00 -
井上和男 編 , 井上, 和男, 1923-. クラシック音楽作品名辞典 第3版. 三省堂, 2009.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010228928-00 , ISBN 9784385135496 -
世界大百科事典 12(シ-シヤ) 2005年改訂版. 平凡社, 2005.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007927641-00
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世界大百科事典 29(ユエ-リン) 2005年改訂版. 平凡社, 2005.
- キーワード
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- ツィガーヌ(Tzigane)
- チガーヌ
- モーリス・ラヴェル
- Ravel,Maurice
- ラベル
- ジプシー
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000221867