レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2014/01/11 10:54
- 更新日時
- 2014/04/04 11:40
- 管理番号
- 長崎市-2014-1
- 質問
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解決
唐通事の平井義十郎(希昌)について知りたい。
- 回答
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天保10年(1839)1月27日長崎生まれ。通称:義十郎。号:東皋。
嘉永5年(1852)通事見習を経て、安政3年(1856)唐稽古通事になる。
長崎開港後、幕府の命によりイギリス船乗組の中国人から英語を学ぶ。
その後も語学を活かした役職を歴任。日本の賞勲制度の整備に寄与した。
明治29年(1896)2月12日没。
※唐通事
江戸時代、長崎における中国語の通訳官。大通事・小通事・稽古通事・内通事等の階級があり、唐人屋敷内に通事会所を置き、年番の通事が奉行所と中国人との間の外交・通商事務に当たった。中国人の子孫が多い。
出典:『広辞苑 第六版』
以下の資料を提供する。
1 『長崎県人物・人材情報リスト 2013』
「平井希昌」の項に、生まれや役職名、著書名の記述あり。
2 『日本近現代人名辞典』
「ひらいきしょう」の項に、生まれや役職名、墓の住所、法名などの記述あり。
3 『唐通事家系論攷』
「平井義十郎」の項あり。年表形式で紹介。また、平井氏の家系も掲載。
4 『日本洋学小誌』
就任した役職について、年を追って詳しく書かれている。
この資料は、昭和11年(1936)刊行の『日本英学小史』(研究社)と
昭和22年(1947)刊行の『徳川時代に於ける長崎の英語研究』(九州書房)を改題、合本したもの。
5 『長崎県人物伝』
「平井希昌(長崎市)」の項に、生まれや役職名、人柄についての記述あり。
6 『明治過去帳 物故人名辞典』
「平井希昌」の項に、生まれや役職名、親族についての記述あり。
7 『長崎県史 史料編 第4』
「平井」の項あり。
この資料は、唐通事などの系譜を集成編纂した譯司統譜を原文のまま復刻したもの。
8 『明治維新以後の長崎』
「平井希昌」の項。経歴について詳細な記述あり。
この資料は、大正14年(1925)刊行の復刻版。
9 オンラインデータベース『WHOPLUS』
・WHO「平井希昌」
肩書、生没年月日、経歴等記載あり。
・人物レファレンス辞典「平井希昌」
略歴と掲載されている事典の記載あり。
・海を越えた日本人名事典「平井希昌」
略歴、生没年月日や参考文献等の記載あり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (281 9版)
- 系譜.家史.皇室 (288 9版)
- 九州地方 (219 9版)
- 参考資料
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- 『長崎県人物・人材情報リスト 2013』日外アソシエーツ株式会社編集 日外アソシエーツ 2013 (p.45)
- 『日本近現代人名辞典』臼井勝美ほか編 吉川弘文館 2001 (p.874-875)
- 『唐通事家系論攷』宮田安 長崎文献社 1979 (p.946-949)
- 『日本洋学小誌』勝俣銓吉郎・古賀十二郎 皓星社 2001 (p.142-143)
- 『長崎県人物伝』長崎県教育会編纂 長崎県教育会 臨川書店 1973 (p.854-856)
- 『明治過去帳 物故人名辞典』大植四郎編 東京美術 1983 (p.485)
- 『長崎県史 史料編 第4』長崎県史編纂委員会編集 吉川弘文館 1965 (p.765)
- 『明治維新以後の長崎』長崎市小学校職員会編纂 臨川書店 1973 (p.259‐260)
- キーワード
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- 平井義十郎
- 平井希昌
- 唐通事
- 長崎通事
- 通事
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000143196