レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年03月08日
- 登録日時
- 2019/11/14 11:19
- 更新日時
- 2019/11/15 16:48
- 管理番号
- 6000004761
- 質問
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西宮砲台についていろいろな資料がみたい
- 回答
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記載の通りの資料を提供
『西宮・芦屋散歩』
「旧西宮砲台」について
「四国街道・中国街道の合流点でもあった西宮は、西宮神社の門前町として、また交通の要衝にある宿場町として発展してきましたが、幕末の黒船をみて、社会不安がつのり、幕府も沿岸警備に力を入れるようになってきます。この矢先、安政元年(1854)、プーチャンの率いるロシア軍艦が、大阪の天保山沖にも来航します。幕府は、その対策として、軍艦奉行勝海舟の献策により、沿岸要所に砲台を築くことにしました。
文久3年(1883)に着工したこの砲台は、完成に4年の歳月を要しましたが、明治維新まで一発の弾丸も撃たずにその勤めを終えました。
砲台は、石造円堡(内部3層)、高さ12m、周囲53m。2層目の側面に、方形の砲眼11個と窓1個があり、大砲が2門据えられて、砲口が四方に向けられる構造でした。内部に井戸も掘られ、1階は弾薬庫のスペースが確保されています。
完成後、一度空砲で試射したそうですが、室内に煙が充満して、居るに耐えなかったそうです。お役ご免になって荒れ果てていたこの砲台は、修復保存され、国指定の史跡として、幕末の歴史を今に伝えています。」(p.52~53)
『新 西宮の文化財』(p.77~78)、『平成30年度 親と子の郷土史講座資料集』(p.11~20)、『西宮市史 第二巻』(p.970~978)、『新 西宮歴史散歩』(p.11~12)にも記述あり。
また、史跡西宮砲台史跡等保存管理計画策定事業の報告書である『史跡西宮砲台保存管理計画策定報告書』(西宮市教育委員会/編集発行)もあり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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河野年彦 著 , 河野, 年彦, 1928-. 西宮・芦屋散歩. 河野辰彦, 1997.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002619463-00 -
西宮市立郷土資料館編集 , 西宮市立郷土資料館. 新西宮の文化財 : 西宮市内に所在する指定文化財. 西宮市教育委員会, 2004. (西宮市文化財資料, 第48号)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I007487911-00 - 『親と子の郷土史講座講義資料集 平成30年度(2018)』西宮市立郷土資料館/編集発行 2018年
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西宮市/編 , 西宮市. 西宮市史 第2巻. 西宮市, 1960.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I026237709-00 -
西宮市立郷土資料館編集 , 西宮市立郷土資料館. 新西宮歴史散歩. 西宮市教育委員会, 2003. (西宮市文化財資料, 第47号)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I008262029-00 -
史跡西宮砲台史跡等保存管理計画策定委員会 編 , 史跡西宮砲台史跡等保存管理計画策定委員会. 史跡西宮砲台保存管理計画策定報告書. 西宮市教育委員会, 2012. (西宮市文化財資料 ; 第58号)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I023850607-00
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河野年彦 著 , 河野, 年彦, 1928-. 西宮・芦屋散歩. 河野辰彦, 1997.
- キーワード
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- 西宮砲台(にしのみやほうだい)
- 勝海舟
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000265215