レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/11/27
- 登録日時
- 2020/12/23 00:30
- 更新日時
- 2021/01/06 14:50
- 管理番号
- R1001669
- 質問
-
解決
「あれにけるやどとて月はかわらねどむかしのかげはなおぞゆかしき」
作者:平 忠度
上記の歌の意味、読み方を知りたい。また載っている本を見たい。
- 回答
-
以下の資料を提供
・『風雅和歌集全注釈 上巻 [笠間注釈叢刊] (34)』岩佐美代子 著/笠間書院/2002【県立長崎ミライon図書館所蔵】
- 回答プロセス
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1.図書館蔵書検索Opacフリーワード検索“平忠度”&“歌”
→3件ヒット(当館所蔵なし)
ただし、該当資料なし
2.Google検索
“平忠度”“あれにけるやどとて月はかわらねどむかしのかげはなおぞゆかしき”
→数件ヒット
個人のサイトで『風雅和歌集』という勅撰和歌集に載っているとの情報あり(巻第六 秋歌中 623)
3.図書館蔵書検索Opacフリーワード検索“風雅和歌集”
→2件ヒット
・『新編日本古典文学全集49』小学館/2000…資料①
・『折口信夫全集 ノート編追補第5巻』折口信夫 著/中央公論社/1988…資料②
①②の内容を確認したが、該当なし。
4.レファレンス資料で掲載情報を確認
・『新編国歌大観 第1巻 [1]』「新編国歌大観」編集委員会 編/角川書店/1983…資料③
→P566
・『新編国歌大観 第1巻 [2]』「新編国歌大観」編集委員会 編/角川書店/1983…資料④
→P81
資料③④により『風雅和歌集』巻第六 秋歌中 六二三に掲載があることを確認しました。
5.国立国会図書館サーチ検索“風雅和歌集”
→県立長崎ミライon図書館所蔵確認
・『風雅和歌集全注釈 上巻 [笠間注釈叢刊] (34)』岩佐美代子 著/笠間書院/2002…資料⑤
・『風雅和歌集全注釈 中巻 [笠間注釈叢刊] (35)』岩佐美代子 著/笠間書院/2003…資料⑥
・『風雅和歌集全注釈 下巻 [笠間注釈叢刊] (36)』岩佐美代子 著/笠間書院/2004…資料⑦
資料⑤~⑦を紹介して調査終了。
(追加確認事項)
後日、県立長崎ミライon図書館より資料取り寄せ、内容確認。
上巻は真名序・仮名序から冬歌までを収録。
通釈・語釈・参考・校異・出典・補説・作者で編成されています。
調査依頼の歌は、上巻P437 623番 で確認できたので、上巻のみ提供しました。
- 事前調査事項
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「平忠度」(たいらのただのり)
平安末期の武将、歌人。忠盛(ただもり)の子、清盛(きよもり)の弟。正四位下薩摩守(さつまのかみ)。武人として優れているとともに、藤原俊成(しゅんぜい)に師事して、歌人としても有名。
"平忠度", 日本大百科全書(ニッポニカ), JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2020-12-11)
- NDC
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- 詩歌 (911)
- 作品集 (918)
- 参考資料
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- 新編国歌大観 第1巻 [1] 「新編国歌大観」編集委員会/編 角川書店 1983.2 911.108
- 新編国歌大観 第1巻 [2] 「新編国歌大観」編集委員会/編 角川書店 1983.2 911.108 (P81)
- 風雅和歌集全注釈 上巻 [笠間注釈叢刊] (34) 岩佐美代子/[著」 笠間書院 2002 911.145 , ISBN 4-305-30034-6 (P437)
- 風雅和歌集全注釈 中巻 [笠間注釈叢刊] (35) 岩佐美代子/[著」 笠間書院 2003 911.145 , ISBN 4-305-30035-4
- 風雅和歌集全注釈 下巻 [笠間注釈叢刊] (36) 岩佐美代子/[著」 笠間書院 2004 911.145 , ISBN 4-305-30036-2
- 「風雅和歌集」(ふうがわかしゅう) 南北朝時代に成った一七番目の勅撰和歌集。二〇巻で、歌数は流布本で二二一一首。花園院の監修の下に、光厳院が撰定した。貞和二~五年(一三四六~四九)頃成立。真名序・仮名序共に花園院の執筆。四季・旅・恋・雑・釈教・神祇・賀の部立より成る。"ふうがわかしゅう[フウガワカシフ]【風雅和歌集】", 日本国語大辞典, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2020-12-11)
- キーワード
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- 平忠度
- 和歌
- 風雅和歌集
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000291270