レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年12月01日
- 登録日時
- 2021/12/09 10:13
- 更新日時
- 2021/12/09 10:14
- 管理番号
- いわき総合-地域648
- 質問
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解決
いわき市常磐馬玉(まだま)町で行われている「馬玉神楽」の映像が見たい。
- 回答
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所蔵資料等で「馬玉神楽」の映像は確認できませんでした。
書籍等で「馬玉神楽」について記述がある資料は以下の通りです。
【資料①】『いわき市史 第7巻』(いわき市 1972) p408~411
【資料②】『写真で綴るいわきの伝統』(はましん企画 1974) p20~21
【資料③】『われらが郷土磐崎 第2輯』(磐崎地区民俗資料保存会 1978) p46~48
【資料④】『いわき伝統芸能フェスティバル 第7回』(いわき市教育委員会 1998) p30~p33
【資料⑤】『湯の街 優悠遊 創刊号~161号』(菅原新聞店 2001.10~2007.12) No.42、No.56、No.107
【資料⑥】『湯の街 優悠遊 162号~309号』(菅原新聞店 2008.1~2013.12) No.228、No.229、No.230、No.232
【資料⑦】『湯の街 優悠遊 310号~461号』(菅原新聞店 2014.1~2020.4) No.444、No.445
【資料①】~【資料④】によると、神楽の概要は以下の通りです。
・行われる時期は旧7月28日(現在は8月28日頃)
・起源は江戸時代(文化・文政(1810年)の頃)
・当時、この地方で悪性のはやり目(流行性結膜炎)が流行し、源行院の裏山に祀られている薬師様に祈願したところ、流行が治まり、そのお礼を兼ねて神楽を奉納したのが始まりとされている。
・いつの頃からか、鎮守牛神社と竹駒稲荷神社に部落の安寧と五穀豊穣祈願・感謝奉納もされるようになった。
・戦前までは青年会が主体となって演じ、各地から出張奉納の依頼もあった。
・獅子舞だけは欠かさず行っていたが、その他の舞は豊作の年のみ演じることが許された。
【資料⑤】~【資料⑦】では、8月発行の号に「馬玉神楽」の行われる日程・場所等が掲載されています。また、当日の写真が掲載されている号もあります。
特に【資料⑥】では数号にわたって特集が組まれており、神楽の由来や写真、「馬玉神楽保存会」(昭和63年(1988)結成)のことなどが掲載されています。
- 回答プロセス
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・館内OPACで「馬玉 神楽」等をキーワードにして検索。
→映像資料(DVD等)は所蔵なし。【資料①】~【資料④】を確認。
・Googleで「馬玉 神楽」等をキーワードにして検索。
→該当なし。
・【資料①】等から、馬玉神楽は8月に行われていることがわかったので、【資料⑤】~【資料⑦】の該当月を確認。
→近年の「馬玉神楽」の様子や、「馬玉神楽保存会」の存在を確認。
・「馬玉神楽保存会」への問い合わせを勧めたところ、既に利用者自身が問い合わせ済とのこと。
- 事前調査事項
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【資料④】『いわき伝統芸能フェスティバル 第7回』(いわき市教育委員会 1998)
平成10年(1998)8月30日にいわき市平市民会館で行われました。
この回のテーマが「神々の舞」で、プログラムのひとつとしていわき市平赤井の山外舞・獅子舞が演じられました。「馬玉神楽」は「特別寄稿」内にいわきの神楽のひとつとして紹介されています。
- NDC
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- 邦楽 (768 9版)
- 大衆演芸 (779 9版)
- 参考資料
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- 【資料①】『いわき市史 第7巻』[K-210.1-1-イ-・1110038567]
- 【資料②】『写真で綴るいわきの伝統』[K-380-ク-・1110065305]
- 【資料③】『われらが郷土磐崎 第2輯』[AL-210.1-1-ワ-・1110826128]
- 【資料④】『いわき伝統芸能フェスティバル 第7回』[K-386-イ-・1111927800]
- 【資料⑤】『湯の街 優悠遊 創刊号~161号』[K-291-ユ-1・1114633082]
- 【資料⑥】『湯の街 優悠遊 162号~309号』[K-291-ユ-2・1114633090]
- 【資料⑦】『湯の街 優悠遊 310号~461号』[K-291-ユ-3・1112227028]
- キーワード
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- 馬玉神楽
- 馬玉の神楽
- 馬玉の太神楽
- 獅子舞
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 所蔵調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000308719