レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年01月01日
- 登録日時
- 2018/04/30 11:50
- 更新日時
- 2018/04/30 11:50
- 管理番号
- 市川20180101-01
- 質問
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解決
三河屋円車の唄った“どんどん節”の歌詞を知りたい。
- 回答
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『明治人名辞典 下巻』(古林 亀治郎/編輯 日本図書センター 1987)ミ之部p.32「三河屋圓車君」の項に、「君は浪花節界の老巧者なり、(後略)」とあることから、氏が「浪花節」すなわち「浪曲」師であることがわかる。
『定本日本浪曲史』(正岡容/著,大西信行/編 岩波書店 2009)をみると、p.161に円車のどんどん節について「原歌は、「向は下総葛飾郡、手前は武蔵の豊多摩郡、間を流るるその川は、雨さえ降るなら水も濁々溢るじゃなれど、誰がつけたか隅田川 ドンドン」である。つづいて、「駕で行くのはお軽じゃないか」とか、「酒は元より好きではのまぬ、あえぬ辛さのヤケでのむ」とかが喧伝された。」との記載あり。
また、国立国会図書館の図書館送信参加館内公開デジタル化資料『浪花節有名会』(浪会有名会/著 国華堂 1911)p.3に、三河屋円車の浪花節として「(中略)向ふは下総葛飾郡、手前は武蔵で豊島郡、あいを流るる彼の河は、雨さえ降れば、水は時々濁るかなれど、誰が名附たか 隅田川(ドンドン)」とあり、資料により歌詞の相違がみられた。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 大衆演芸 (779 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000235092