レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/07/06
- 登録日時
- 2020/09/03 00:30
- 更新日時
- 2020/09/04 09:19
- 管理番号
- 所沢富岡-2020-005
- 質問
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解決
パンダの食性(食べ物)について知りたい
- 回答
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パンダの食性および食べ物については、「野生のパンダが食べているものも、やはりほとんど(99%程度)がタケだ。他には、その他の植物、魚、昆虫やそれらの死肉などを食べているらしい。」(『パンダ』 倉持浩/著 岩波書店 2014年より抜粋)と考えられるようです。
以下の資料に記載があります。
〇『パンダ』 倉持浩/著 岩波書店 2014年
〇『野生のパンダ』 ジョージ・B・シャラー/ほか著 どうぶつ社 1989年
〇『こんにちは!シャンシャン』 高氏貴博/著 宝島社 2018年
〇『読むパンダ』 黒柳徹子/選 白水社 2018年
〇『パンダがはじめてやってきた!』 中川志郎/著 中央公論新社 2011年
〇『誰も知らない野生のパンダ』 小林達彦/著 経済界 2005年
〇『もしもあの動物と暮らしたら!?』 小菅正夫/著 新星出版社 2015年
〇『パンダフルデイズ』 張志和/著 集英社 2008年
〇『動物大百科 1』 平凡社 1986年
〇『新世界絶滅危機動物図鑑 1』 学研教育出版 2012年
〇『世界大博物図鑑 5』 荒俣宏/著 平凡社 1988年
〇『動物』 世界文化社 2004年
〇『世界の天然記念物 4』 講談社 1987年
〇『上野の山はパンダ日和』 佐川義明/著 東邦出版 2007年
〇『パンダ育児日記』 中国パンダ保護研究センター/編 二見書房 2007年
〇『えっ!?パンダは肉が大好きだった!!』 吉村卓三/著 ブックマン社 2011年
〇『パンダもの知り大図鑑』 倉持浩/著 誠文堂新光社 2011年
〇『ミッション・パンダ・レスキュー』 キットソン・ジャジンカ/著 ハーパーコリンズ・ジャパン 2018年
〇『驚くべき世界の野生動物生態図鑑』 小菅正夫/日本語版監修 日東書院本社 2017年
〇『滅びゆく野生動物』 成美堂出版 1991年
〇『学研生物図鑑 4』 学研 1981年
〇『世界絶滅危機動物図鑑 第3集』 学研 1997年
- 回答プロセス
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1.市内所蔵資料の内容を確認
〇『パンダ』 倉持浩/著 岩波書店 2014年
p.8-9「パンダの食べもの」の項目に、以下の記載あり。
「動物園で、エサとして与えているのは主にタケ、副食としてはニンジンやリンゴ、パンダだんご(中略)タケは毎日5~6種類、1頭あたり60kgほども与えている(中略)野生のパンダが食べているものも、やはりほとんど(99%程度)がタケだ。他には、その他の植物、魚、昆虫やそれらの死肉などを食べているらしい。」
p.29-30「草食化し切れていない?」の項目に、パンダの消化器官について記載あり。
p.34「肉食パンダの衝撃」の項目に、以下の記載あり。
「そうはいっても、パンダは肉食を忘れてはいない。中国では、家畜がパンダに襲われるという事件がときどき起きる。(中略)おとなのパンダが死肉を物色し、その後、美味しそうにターキンの死体を食べていた。(後略)」
p.49-51「タケの調達」の項目に、以下の記載あり。
「(前略)初代のカンカンとランランの来園時には、まず、クマザサを与えてみたらしい。(中略)しかし、クマザサは2頭のお気に召さなかった。(中略)あれこれと試して調査した結果、1年を通して手に入りやすく、パンダの嗜好性も高かったのがモウソウチク(孟宗竹)だった。(後略)」
〇『野生のパンダ』 ジョージ・B・シャラー/ほか著 どうぶつ社 1989年
p.68-70「食性」の項目に、以下の記載あり。
p.69「(前略)パンダはときにはタケ以外の植物も食べることがある。(中略)現在このように竹以外に二五種類以上の野生の植物を食べることが知られているが、量的にはどの場合も非常に少なく、パンダの食物の九九パーセント以上は竹である。(後略)」
2.追加調査事項
〇『こんにちは!シャンシャン』 高氏貴博/著 宝島社 2018年
p.92「Question 4 パンダは何を食べるの?」の項目に、以下の記載あり。
「(前略)野生のパンダの食事の99パーセントが竹と言われています。(中略)動物園ではこの他に、栄養を補うためにリンゴやニンジン、春になるとタケノコをあげています。上野動物園では、トウモロコシ粉や大豆粉、米粉、卵、塩、きび砂糖を混ぜた特製のパンダだんごも与えています(後略)」
〇『読むパンダ』 黒柳徹子/選 白水社 2018年
p.138-140「パンダの“草食系”に違和感」の項目に、以下の記載あり。
p.140「(前略)肉食でもなく草食でもない、中途半端な位置にある動物なのです。つまりパンダはなお進化途上にあるといえるのです。」
p.168-169「竹粉入りの「パンダ団子」」の項目に、以下の記載あり。
p.168「(前略)現在の旦旦の一日の献立は、モウソウチク、ハチク、トウチクやヤダケなど竹が十数キログラム、好物の伸びたタケノコがあれば約二キログラム、食物繊維十五パーセントを含む米国製のペレットが約三〇〇グラム、ニンジンが約八〇〇グラムです。(後略)」
p.175-179「ジャイアントパンダ考現論」の項目に、以下の記載あり。
p.176「(前略)解説書には、パンダは「孟宗竹やタケノコはもちろん、ニンジン、リンゴ、サトウキビ、季節の野菜を食べます。それと動物園ならではの『バランス栄養食』が、『パンダだんご』と『パンダかゆ』です。」と記載されている。(中略)ロンドン動物園のパンダのチチに会ったのだが、チチが「チョコレートをぱくつく」と新聞は報じている。今日では野生に近い食べ物を飼育にも使おうと考えるが、当時は人が良いと思うような食べ物を与えていたのである。(後略)」
〇『パンダがはじめてやってきた!』 中川志郎/著 中央公論新社 2011年
p.7-102「康康と蘭蘭の飼育日記」の項目内に、上野動物園のカンカンとランランの食べ物について記載あり。
p.137-139「パンダの生活習性と飼育方法」の中に、「飼料」の項目あり
〇『誰も知らない野生のパンダ』 小林達彦/著 経済界 2005年
p.61-66「氷河期を竹で生きぬく」の項目に、パンダの食べる竹について記載あり。
〇『もしもあの動物と暮らしたら!?』 小菅正夫/著 新星出版社 2015年
p.24「Food 食事」の項目に、パンダの食べ物について記載あり。
〇『パンダフルデイズ』 張志和/著 集英社 2008年
p.38-45「ベジタリアンの知恵」の項目に、パンダの食べ物について記載あり。
△『ふしぎ動物図鑑』 ニュートンプレス 2015年
p.122-127「ジャイアントパンダ」の項目に、パンダの消化管について記載あり。
×『子どもには聞かせられない動物のひみつ』 ルーシー・クック/著 青土社 2019年
×『パンダが来た道』 ヘンリー・ニコルズ/著 白水社 2014年
×『パンダ通』 黒柳徹子/著 朝日新聞出版 2017年
3.本館による後日調査
〇『動物大百科 1』 平凡社 1986年
p.118-119「ジャイアントパンダ」の項目に、以下の記載あり。
p.118「(前略)野生のパンダは球根、草、それにときには昆虫やげっ歯類も食べる。(後略)」
〇『新世界絶滅危機動物図鑑 1』 学研教育出版 2012年
p.9「ジャイアントパンダ」の項目に、食べ物について記載あり。
〇『世界大博物図鑑 5』 荒俣宏/著 平凡社 1988年
p.159-162「ジャイアントパンダ」の項目に、以下の記載あり。
p.162「(前略)実際にはパンダとクマの食性はそうちがっているわけではなく、ほとんどのクマは雑食性(中略)つまり食性の面でも、ジャイアントパンダは雑食から草食に移行したクマとみることもできるのだ。(後略)」
〇『動物』 世界文化社 2004年
p.153「ジャイアントパンダ」の項目に、食べ物について記載あり。
〇『世界の天然記念物 4』 講談社 1987年
p.99-100「ジャイアントパンダ」の項目に、以下の記載あり。
p.99「(前略)食物の99パーセントはタケやササの幹、葉、竹の子など、ほかにクロッカス、リンドウ、イチハツ、それに蜂蜜、ネズミ類やナキウサギ、魚なども食べる。季節的に、食物を求めて移動し、成獣は1日に10~18キロ、水分の多い竹の子などだと1日38キロ、体重比45パーセントを食べる。(後略)」
〇『上野の山はパンダ日和』 佐川義明/著 東邦出版 2007年
p.28-38「飼育係の一日、パンダの一日」の項目に、動物園でのパンダの食べ物について記載あり。
〇『パンダ育児日記』 中国パンダ保護研究センター/編 二見書房 2007年
p.47「飼育日誌」の項目に、中国での飼育時のパンダの食べ物について記載あり。
〇『えっ!?パンダは肉が大好きだった!!』 吉村卓三/著 ブックマン社 2011年
p.31「実は肉が大好き ジャイアントパンダ」の項目に、パンダの食べ物について記載あり。
〇『パンダもの知り大図鑑』 倉持浩/著 誠文堂新光社 2011年
p.24-25「パンダのエサ」の項目に、食べ物について記載あり。
〇『ミッション・パンダ・レスキュー』 キットソン・ジャジンカ/著 ハーパーコリンズ・ジャパン 2018年
p.14「クマの食生活」の項目に、以下の記載あり。
「(前略)ジャイアントパンダは99%草食で、馬などとおなじくおもに植物を食べる。ほとんど植物だけで生きていけるため草食だと思われているが、肉を食べることもあり、正しくは雑食だ。(後略)」
〇『驚くべき世界の野生動物生態図鑑』 小菅正夫/日本語版監修 日東書院本社 2017年
p.274「採食の時間」の項目に、以下の記載あり。
「大きな奥歯と強力なあごの筋肉で、硬いタケの茎を噛み砕く。齧歯類や卵や鳥を食べることもある。」
〇『滅びゆく野生動物』 成美堂出版 1991年
p.45「ジャイアントパンダ」の項目に、食べ物について記載あり。
〇『学研生物図鑑 4』 学研 1981年
p.267「ジャイアントパンダ」の項目に、食べ物について記載あり。
〇『世界絶滅危機動物図鑑 第3集』 学研 1997年
p.8-9「ジャイアントパンダ」の項目に、食べ物について記載あり。
×『パンダ』 岩合光昭/著 新潮社 2011年
×『世界の絶滅危惧生物図鑑』 IUCN/編 丸善出版 2014年
- 事前調査事項
- NDC
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- 動物学 (480 9版)
- 動物地理.動物誌 (482 9版)
- 哺乳類 (489 9版)
- 参考資料
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- パンダ 倉持浩/著 岩波書店 2014.9 489.57 978-4-00-029630-4
- 野生のパンダ ジョージ・B・シャラー/[ほか]著 どうぶつ社 1989.3 489.57 4-88622-246-3
- こんにちは!シャンシャン 高氏貴博/著 宝島社 2018.3 489.57 978-4-8002-7888-3
- 読むパンダ 黒柳徹子/選 白水社 2018.1 489.57 978-4-560-09595-9
- パンダがはじめてやってきた! 中川志郎/著 中央公論新社 2011.7 489.57 978-4-12-205510-0
- 誰も知らない野生のパンダ 小林達彦/著 経済界 2005.12 489.57 4-7667-8352-2
- もしもあの動物と暮らしたら!? 小菅正夫/著 新星出版社 2015.8 480.76 978-4-405-10527-0
- パンダフルデイズ 張志和/著 集英社 2008.8 489.57 978-4-08-781399-9
- 動物大百科 1 平凡社 1986.3 480.8 4-582-54501-7
- 新世界絶滅危機動物図鑑 1 学研教育出版 2012.2 480.38 978-4-05-500842-6
- 世界大博物図鑑 5 荒俣宏/著 平凡社 1988.4 480.38 4-582-51825-7
- 動物 世界文化社 2004.6 480.38 4-418-04901-0
- 世界の天然記念物 4 講談社 1987.5 482.9 4-06-191354-9
- 上野の山はパンダ日和 佐川義明/著 東邦出版 2007.10 489.57 978-4-8094-0643-0
- パンダ育児日記 中国パンダ保護研究センター/編 二見書房 2007.2 489.57 978-4-576-07001-8
- えっ!?パンダは肉が大好きだった!! 吉村卓三/著 ブックマン社 2011.8 481.7 978-4-89308-755-3
- パンダもの知り大図鑑 倉持浩/著 誠文堂新光社 2011.8 489.57 978-4-416-21115-1
- ミッション・パンダ・レスキュー キットソン・ジャジンカ/著 ハーパーコリンズ・ジャパン 2018.11 489.57 978-4-596-58353-6
- 驚くべき世界の野生動物生態図鑑 小菅正夫/日本語版監修 日東書院本社 2017.6 480.38 978-4-528-02005-4
- 滅びゆく野生動物 成美堂出版 1991.12 489 4-415-03204-4
- 学研生物図鑑 [4] 学研 1981.3 460.38 4-05-100393-0
- 世界絶滅危機動物図鑑 第3集 学研 1997.1 480.38 4-05-500225-4
- キーワード
-
- パンダ
- 竹
- 食べ物
- 食性
- 生態
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000286666