レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年05月25日
- 登録日時
- 2020/01/08 11:53
- 更新日時
- 2020/01/08 13:12
- 管理番号
- 横浜市中央2565
- 質問
-
解決
横浜美術館について、開設当時の建物の設計に関する資料を探しています。
- 回答
-
横浜美術館
1989(平成元)年11月3日開館
設計:丹下健三・都市・建築設計研究所
1 建設までの計画がわかる資料
(1)『みんなでつくろうヨコハマ文化 横浜市の文化行政を進めるにあたって(提言)』
横浜市文化問題懇談会/編 横浜市文化問題懇談会 1981.1
昭和54(1979)年7月に設置された横浜市文化問題懇談会の検討をもとに、
これからの横浜市の文化行政や市民の役割についてまとめた資料です。
p.53~56 美術関連施設調査の委託先による美術館の基本構想試案
施設・規模・立地条件についての記載があります。
(2)『横浜市美術館の基本構想のあり方について答申』
横浜市美術館基本構想委員会 1982.3
p.3~6 美術館の諸機能について
p.7~11 美術館の施設について
設置場所、規模と外観、諸施設、面積配分、確保すべき面積について記載があります。
(3)『横浜市美術館(仮称)新築工事基本設計の概要について』
横浜市市民局 [1984.8]
美術館建設の経過、建築計画、基本設計の概要等がまとめられています。
(4)『市民の手で美術館を 横浜市美術館の建設と文化基金のご案内』
横浜市市民局市民文化室/編 横浜市市民局市民文化室 1984.10
p.2~3「美術館設計上の特色」
p.3「美術館建設準備の経過」
p.4~5「美術館内部紹介」
基本設計による完成予想図(断面図、平面図)、機能別施設計画案が掲載されてい
ます。
(5)『みなとみらい21 インフォメーション』 横浜みなとみらい21/編 横浜市
ア vol.4(1984.12)p.2~3「昭和62年度のオープンに向けて―市美術館の基本設計
まとまる」
美術館の完成予想模型、断面図、丹下氏の設計にあたってのコメントが掲載されて
います。
イ vol.8(1986.1)p.2~5「人の集うまち―横浜市美術館(仮称)着工」
建設計画上の配慮についての記載があります。
(6)『横浜市美術館(仮称) No.1 開設準備ニュース』
横浜市市民局市民文化室/編 横浜市市民局市民文化室 1986.1
p.2~3「対談 横浜市美術館への期待を語る 丹下健三氏・細郷道一横浜市長」
丹下氏が設計概略について語っています。
p.4~5「横浜美術館施設計画」
p.6~7「美術館館内ガイド」
(7)『1987年横浜に美術館』
横浜市市民局市民文化室/編 横浜市市民局市民文化室 1987.11
p.13 建設計画、規模と外観、建設地について簡単に書かれています。
p.15 機能別施設計画案
(8)「現代の美的システムを構築する」丹下健三
(「新建築」1989年7月号 新建築社)p.210~211
横浜美術館の設計に関する記述があります。
2 建設後の様子がわかる資料
(1)『市民グラフヨコハマ』1988年No.66 横浜市市民局相談部広報課
「横浜美術館の魅力」と題した美術館の特集号です。
p.48~49「横浜美術館施設案内図」
p.50「横浜美術館 建設と役割」
基本構想の策定から建設までの経緯についてまとめられています。
p.51~57「新しき美術の殿堂 その建築美」
外観・内観の写真(撮影・森日出夫)
(2)『横浜美術館』 横浜美術館 [1989.3]
横浜美術館のパンフレットです。
外観・内観の写真、建築概要、設備概要、平面図が掲載されています。
(3)「横浜美術館」(「新建築」1989年7月号 新建築社)p.223~235
外観・内観写真、断面図のほか北側立面詳細、柱頭部詳細、目地詳細、外壁の仕上げ
や加工についての記述があります。
p.314 設計、施工、設備、仕上げ等について詳細なデータが掲載されています。
(4)『横浜美術館年報 1』 横浜美術館/編 横浜美術館 1993.3
p.177~178「5施設概要」
立面図、平面図、建築概要、設備概要が掲載されています。
『横浜美術館年報 8 2000-2001(平成12-13年度)』
横浜美術館/編 横浜美術館 2003.3
p.184 8F展望フロア「平成14年1月25日から、財団法人横浜市芸術文化振興財
団本部事務室への改修工事のため、公開停止」と記載がありました。
(5)「ケース4 横浜美術館 多彩な企画展で人気集める グランドギャラリー活用に
課題残す」
(「日経アーキテクチュア」1994年4月25日号 日経BP社) P.65~67
グランドギャラリーが当初の構想では通り抜け通路になるはずだったことや、
予想以上に絵が増えたことで収蔵庫が満杯間近であること、展望フロアが人気を失
ったことなどが書かれています。
建物の概要と平面図が掲載されています。
(6)『丹下健三 4 現代の建築家』
SD編集部/編 鹿島出版会 1994.05
p.6~15 写真・平面図・断面図・設計についての解説が掲載されています。
(7)『ミュージアム図鑑 博物館・美術館・資料館の魅力と吸引力』
彰国社/編 彰国社 1997.7
p.32~33「横浜美術館」
外観全景、配置図、周辺環境図、平面図、施設内容、建築内容が掲載されています。
(8)『丹下健三』 丹下健三/著 新建築社 2002.9
p.454~455 解説、外観写真、内観写真、2階・3階平面図が掲載されています。
3 参考資料
(1)雑誌記事
ア「横浜市美術館の照明設備」神林 長一, 大谷 正幸, 本間 義朗, 中矢 清司
(「照明学会誌」73 巻 Appendix 号 照明学会 1989 年) p. 114
J-STAGE
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jieij1980/73/Appendix/73_Appendix_114/_article/-char/ja
間接照明手法について書かれています。
イ「ライティング・フォトグラフ (No.25)」
(「照明学会誌」 74 巻 4 号 照明学会 1990 年 p. plate1)
J-STAGE
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jieij1980/74/4/74_4_plate1/_article/-char/ja
展示室の照明について書かれています。
(2)新聞記事
ア「空間巧みに配置 透明屋根からは自然光/横浜美術館」
(「読売新聞」 1988年6月10日 神奈川 p.24)
建築の見どころとしてグランドギャラリーを紹介しています。
イ「施工会社の工事ミス 横浜美術館の雨漏り 採光ガラスと枠との目地 密着せず」
(「読売新聞」 1990年11月8日 神奈川 p.24)
ウ「未来見つめるMMのオアシス(メトロポリス新景)」
(「日本経済新聞」 1989年8月5日 地方 p.25)
横浜美術館の建物の概要等について紹介しています。
インターネット情報の最終確認日2019年10月6日
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 団体 (706 8版)
- 建築学 (520 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000272352