レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年10月18日
- 登録日時
- 2018/12/11 14:31
- 更新日時
- 2018/12/27 14:45
- 管理番号
- 2018.12-4
- 質問
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解決
甘食(菓子パンの一種)の考案者は誰か
- 回答
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「東京芝清新堂の猪狩時清」と「東京・ヒルサイドパントリー代官山の猪狩清氏」の二説あり。
1894年に東京芝清新堂で考案されたと記述されている資料の方が多かった。
- 回答プロセス
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豊中市立図書館の調査事例
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000155364
を参考に所蔵資料で調査した。
『パンの事典』には「東京・ヒルサイドパントリー代官山の猪狩清氏」説、それ以外には「東京芝清新堂の初代」説が記載されていた。
両者が同一人物かどうかは、所蔵資料では調査できなかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 衣食住の習俗 (383)
- 食品工業 (588)
- 参考資料
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井上好文 監修 , 井上, 好文. パンの事典. 旭屋出版, 2007.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009303758-00 , ISBN 9784751106969 -
岡田哲編 , 岡田, 哲(1931-). たべもの起源事典. 東京堂出版, 2003-01.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000074-I000414832-00 , ISBN 4490106165 (P35「1894(明治27)に、東京芝清新堂の初代が創作」) -
江原絢子, 東四柳祥子 編 , 江原, 絢子, 1943- , 東四柳, 祥子. 日本の食文化史年表. 吉川弘文館, 2011.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000011220492-00 , ISBN 9784642014595 (p203 1894年の項「この年、東京芝の清新堂にて甘食パン考案」) -
パンの明治百年史. パンの明治百年史刊行会, 1970.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001162521-00 (P151「清新堂芝田村町に進出甘食パンで評判をとる」
、pp166-167「清新堂の開祖猪狩時清は(中略)巻き甘食パンなるものを考案して」)
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井上好文 監修 , 井上, 好文. パンの事典. 旭屋出版, 2007.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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調査したが甘食考案者について記述がなかった資料
『たべもの日本史総覧』 西山 松之助/ほか著 新人物往来社 1994.4 R383.8/タ/
→p131甘食の説明
『パン・洋菓子事典』 安達 巌/編 パン・洋菓子事典編纂会 1980 R588.3/ア/
→pp32-33 つくり方
『百菓辞典』 山本 候充/編 東京堂出版 1997.8 R588.3/ヤ/
→p10 甘食の説明
『日本食文化人物事典』 西東 秋男/編 筑波書房 2005.4 R383.8/ニ/
→パンに関する人物で猪狩姓は記載なし
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000248096