以下の資料に、法規範について記載があった。
●図書
(1)『システムの社会理論』宮台 真司/著 勁草書房 2010年
p253~ 第4章 法規範論(上)
(2)『法学の基礎』団藤 重光/著 有斐閣 1996年
p41~ 第三 法規範
(3)『やさしい法学』丹羽 重博/編著 法学書院 2006年
p36~38 第4節 法規範の構造
●国会図書館デジタルコレクション
(4)『法規範とその違反』竹田直平/著 有斐閣 1961年
第一章 法規範とその違反 一 法規範の意義及び機能の概観 一 法による支配
〝法令に含まれている「国家的命令禁令」を「法規範」と呼び、“ との記述がある。
(5)『法と法思想』青木清相/ 著 駿河台出版社1966年
p104~ 第二 法規範と法規との区別および関係
ビンディング、マイヤア、デュギイ、3人の見解から、法規範と法規との区別や関係について考えている。
(6)『一般法学』 武藤和夫/著 アサギ書房 1950年
p166~172 第二節 法規範の成立と進化 一 法規範の成立と内容
「それらのなかで、いかなるものが法規範となったか。もとよりこれは国により時代によって相違があり、それには又生滅変遷もあるが、矢張り宗教規範、道徳規範、禮儀規範、風俗規範、技術規範が、その内容となってきたものである」とし、それぞれについて説明している。
(7)『社会学の基礎理論 : 社会・文化・パーソナリティ. 上』
ピティリム・A.ソローキン/著 内田老鶴圃1961年
p210~ 法規範の特性
p214~ 法規範の形式的特質
「法規範を他の規範から差別する独自な形式的特質は次の如くである。即ち法規範とはその内容にかかわらず、一方(権利の主体)には一定の権利(権利の目的)を帰属せしめ、他方(義務の主体)には一定の義務(義務の目的)を帰属せしめる行動(行為、無為、寛容)の規範である。」との記述がある。
(8)『法の一般理論』ジャン・ダバン/ 著 創文社 1961年
第一章 法規範の形式的定義 第一節 法=国家的社会の規範
「法規範は、固有の意味で「組織社会的」諸紐帯によりかく結集されているひとびとのあいだの諸関係を、支配する規範である。」との記述がある。
(9)『憲法』鈴木安蔵/著 評論社 1953
p13~ 第一章 法 第一節 法規範 一 社会規範と法規範
…「このような権力機構が国家あるいは国家機関であり、この国家によって強制され、その実現が保障され、その違反が処罰されるところの社会規範が、すなわち法規範である。」との記述がある。
(10)『近代企業リサーチ. 7月25日特集(271)』中小企業経営管理センター事業部 1975年
p15~16 法規範とは一体なにか?
●CiNii
①「規範システムの文脈における法規範(その1)」龍澤 邦彦
立命館国際研究 27(3) P625-639 立命館大学国際関係学会 2015年2月
②「翻訳 法規範とは何か」ミヤール・エリック
慶應法学 (21) P145-156 慶應義塾大学大学院法務研究科 2011年12月
③「ノルベルト・ボビオの法規範の理論」島津英郷
法哲学年報 1966 P159-176 1967年