レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年05月10日
- 登録日時
- 2016/05/12 14:02
- 更新日時
- 2016/10/26 16:54
- 管理番号
- 神戸図-1024
- 質問
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①神戸市庁舎は明治42年の煉瓦造のものが作られているが、この建物について、建物規模(建築面積、延べ床面積など)、構造、設計者など、建物についての資料。戦後まで残っていたようだが、何時頃壊されたか。
②神戸市庁舎は、上記の明治の庁舎を戦後まで使用して、大正、昭和前期に建て替えられることはなかったのか。あるいは、新しいものを大正、昭和前期に建て替えたのか。その場合、どのようなものだったか。
建物規模(建築面積、延べ床面積、階数など)、構造(RC造あるいは煉瓦造?)、設計者は?など、建物について資料
- 回答
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1.明治42年に建てられた神戸市庁舎について
○『神戸市史』第1集本編各説(神戸市,1924刊)866頁に
「設計を兵庫県技師秋吉金徳に嘱し」とあり、874~875頁に、構造の概況等の工事報告が載っている。
○『神戸市史』第3集行政編(神戸市,1962刊)
208頁に旧市庁舎の写真があり、「終戦直後の20年9月まで使用された」とあり。
186頁に「旧来の庁舎は交通局が使用することとなった」
185頁に「現在兵庫県警の市警察部が使用している」とあり。
○『新修神戸市史』行政編1(神戸市,1995刊)第5節「市庁舎の変遷」
(284~298頁)に、戦前の市庁舎についてまとめられている。
○『近代建築畫譜』近畿編(近代建築畫譜刊行会,1936刊)34頁に神戸市庁舎が載っている。
昭和20年まで市庁舎として使用された後について
○『神戸歴史トリップ:新中央区歴史物語』(神戸市中央区役所,2005刊)
「旧神戸市役所の石柱と扉」(195頁)という項目に
「1967(昭和42)年から神戸地検の庁舎として使用されていたが、1987(昭和62)年に老朽化のため解体され新しい庁舎ビルになった」とあり。
2.市庁舎の建て替えについて
○『新修神戸市史』行政編1 第5節「市庁舎の変遷」(前出)
「詳細はわからないが、(中略)本庁舎と同じ住所に、大正14年建築らしい延坪220坪の建物がある。」とあり。
その後、昭和20年9月に「神戸市立第一高等女学校および隣接の勧業館に本庁を移転」。
新庁舎建築は、戦後の昭和32年。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 近畿地方 (216 8版)
- 地方自治.地方行政 (318 8版)
- 参考資料
- キーワード
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- 神戸市--歴史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- メールレファレンス
- 調査種別
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000192119