レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
[転記用URL] https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000237535提供館 (Library) | 堺市立中央図書館 (2210017) | 管理番号 (Control number) | 堺-2018-057 | |||||||||||
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事例作成日 (Creation date) | 登録日時 (Registration date) | 2018年06月24日 13時08分 | 更新日時 (Last update) | 2018年08月30日 15時48分 | ||||||||||
質問 (Question) | 土塔の人名瓦について知りたい。 | |||||||||||||
回答 (Answer) | 「発掘調査の結果、土塔からは大量の瓦が出土しました。その瓦の大半は丸瓦、平瓦で、軒瓦の数はわずかです。軒瓦は平城宮や難波宮で使われたものと同じ紋様のものなどが出土しています。また、通常のものより小型のものがあり、塔頂部付近から多く出土していることから、十三層の屋根に葺かれていた可能性があります。 土塔を特徴づける瓦として、丸瓦や平瓦にヘラ状の工具を用いて文字を記したもの(文字瓦)があります。文字瓦は現在までに1,000点以上出土しており、その大半は人名が記されたものです。これらのなかには、「蓮光」など僧侶名、「善智尼」などの尼僧名、「優婆塞」とよばれる出家していない在家信者、「矢田部連龍麻呂」などの豪族、「刀自古」などの一般民衆といった様々な階層の名前がみられます。これらの人物は行基の活動に従い、土塔建立に参加して瓦を寄進した人々であると考えられます。このような活動を行った人々を知識衆などとよびますが、発掘調査でも「知識」と記された瓦が出土しており、これらの大量の人名瓦は行基を中心とした集団の活動の一端を明らかにしてくれました。 また、土塔の北西170m離れた丘陵の斜面から、土塔に葺かれた瓦を焼いた窯跡がみつかりました。瓦窯は半地下式の平窯で新旧2基重なっていました。」 (『国史跡 土塔』P6) (美原図書館) | |||||||||||||
回答プロセス (Answering process) | ||||||||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | ||||||||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | ||||||||||||||
寄与者 (Contributor) | 備考 (Notes) | |||||||||||||
調査種別 (Type of search) | 事実調査 | 内容種別 (Type of subject) | 土塔 郷土 地名 | 質問者区分 (Category of questioner) | 社会人 | |||||||||
登録番号 (Registration number) | 1000237535 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |